先日、2021年最後の記事「橋本謙司×安井行生の年末特別対談|2021年の自転車業界を振り返る」を公開しました。本文にもある通りハシケンさんと僕は業界歴が近いんですが、実は今まであまり接点がなく、じっくり話す機会はさほど多くありませんでしたが、今回はそのいい機会となりました。

先の対談記事の撮影には、撮影小物として僕のルック・785ヒュエズRS(リムブレーキ)を持参しました(記事内では785の写真は使われておりませんが)。
この写真は、撮影そっちのけで軽量ヒルクライムバイク談義に花を咲かせる2人。ハシケンさんも785RS(もちろんリムブレーキ)を所有されており、ライトウェイト・オーバーマイヤー(!!)を履かせて「最後にして究極のヒルクライムバイク」として楽しまれているそう。

このようにハシケンさんと僕は機材の好みがかなり似ており、愛車がかぶることも多々ありました。ハシケンさんがRP9を買われたと聞いて、「ちくしょー先を越された!」と思ったり(笑)。

さて。La routeを開設して2回目の12月31日。こんな新興メディアが再びめでたく歳末を迎えられたのは、記事作成にご協力いただいた方々、そしてもちろん会員になってくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

今年公開した記事を見返してみると、「ショップ対談(前編後編)」、「萩原麻由子さんの引退記事」、「コンポメーカー各社の設計思想(前編後編)」、「薄くて深い表面処理の世界(前編後編番外編番外編vol.2」、「男ふたり、伊豆へ(安井行生編小俣雄風太編)」などなど、思い出深い記事がたくさん。

また、「辻 啓のSakaiからSekaiへ」や、「アラヤ・マディフォックス物語」という連載が始まったのも今年でした。

ショップ対談記事、表面処理、ツーリング記事は今年なんですね。もう何年も前のような気がします。La routeというプロジェクト立ち上げからの数年は、僕の自転車人生の中で最も濃い期間でした。だから時の流れがちょっとおかしく感じられたのかもしれません。

そんな今年の年末年始は、まだコロナが落ち着かなさそうです。帰省を自粛され、時間を持て余している方も多いことでしょう。そんな自転車乗りのために、La routeでは新年を祝して計5本の記事を期間限定で無料公開します。

■無料公開期間
2021年12月31日(金)~2022年1月9日(日)まで

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La route自転車研究所 其の二
コンポメーカー各社の設計思想(前編)

これまで何度か無料公開しましたが、今回もやはりこちらをリストアップ。前編のみではありますが、La routeらしさがギュッと凝縮されたコンテンツです。

 

SURLY

不愛想な自転車たち(Vol.01)

「不愛想な、むっつりとした」。そんな意味をもつバイクブランド「SURLY」にスポットを当てた記事。何度も彼らの本拠地に足を運んだ山本修二さん渾身の連載です。

 

ANCHOR RL8D試乗記
“売れる自転車”と“いい自転車”

試乗記も1本無料公開します。取り上げたのはアンカー初のカーボンディスクロードとなる「RL8D」。開発者の方へのインタビューも必見です。

 

VORTEX・N4試乗記
中国からやってきた黒船

中国から突如としてやってきたカーボンホイール、VORTEX。太いカーボンスポークで編まれたN4をテストしました。

BOTY

日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2021参戦記
2020年を代表する1台を決める!

昨年からBOTYこと日本バイシクル・オブ・ザ・イヤーの審査委員として声をかけていただき、その模様をノミネートされた車両のインプレッションとともにレポートしました。2022年の日本バイシクル・オブ・ザ・イヤーの記事は1月末に公開予定です。

まだ会員になられていない方々、これを機にぜひ読んでいただければと思います。

もう一つお知らせを。La routeは毎週月曜日の18時に記事を公開しており、今年も不定期の水曜更新・金曜更新を含めて休まず記事を作ってきましたが、年明けの1月3日(月)はお休みとさせていただきたいと思います。

10日(月)からは通常運転に戻ります。2022年一発目の記事は、あの注目のコンポーネントについて、前編と後編を同時に公開します。また、17日の週にも2本の記事を公開する予定です。

では皆さん、よいお年を!
今年のお正月はカンパじゃなかった寒波が襲来するそう。峠道の凍結にはお気をつけて。

(安井)