7月1日(土)から、いよいよ2023年のツール・ド・フランスがスタートします。ロードレースファンはもちろんチェックしていると思いますが、そうじゃない人も「ツールだけは見逃せない」という方も多いのではないでしょうか?

La routeはレース速報メディアではないのでレース内容については追いかけませんが、昨年好評を博したジャーナリスト、小俣雄風太さんのツール取材日記「Le Tour ensemble」を今年も公開予定。またツール終了後は、人気連載企画「辻 啓のSakaiからSekaiへ」でも、また違った目線で2023年のツールの記事をお届けします…!

 

さて、ツール開幕までまだ数日あるので、この機会にLa routeが公開したツール関連の記事をご紹介します。

山田裕司

路上の囚人たち

南米のフランス人女性売春や精神病患者の悲惨な境遇を記事にして、社会に大きな反響を巻き起こした社会派ジャーナリスト、アルベール・ロンドルのツール・ド・フランス取材記。自転車競技素人であるアルベールに、すでにフランス全土を熱狂させていた1924年のツールが一体どう映ったのか…記事は全4回。いまとはまったく異なる約100年前(!)のツール・ド・フランスをお楽しみください。

Le Tour ensemble

14年振りに「ツール・ド・フランス」の現地へと赴いた小俣雄風太による、ツール取材日記。日記……とはいうものの、豊富な知識からなる深い視点と考察、そしてジャーナリストとしての葛藤が描かれた名連載で、「まるで自分もツールの現地にいるみたいな気がします」という読者の声もあったほど。昨年は7月4日~7月31日までを5つの記事に分けていましたが、今年は1つの記事に随時追記していく形でお届けします。

辻啓

辻 啓のSakaiからSekaiへ

こちらも好評を博し、現在もゆるりと連載が続いているサイクルフォトグラファー辻 啓さんの「SakaiからSekaiへ」。題材はツールの話からフォトグラファーとしての葛藤、撮影の裏側まで多岐にわたります。文章の面白さはもちろんですが、彼が撮る写真の美しさも必見。ちなみに連載第2回のモトの間から見える、ポガチャル、ベルナル、ログリッチの3名が写っている写真は個人的に大好きな一葉。スマホではなくPCの大きな画面で見てもらえるとうれしいです。

メカニック小畑の言いたい放題(Vol.6)

こちらは2022年のツール・ド・フランスで選手たちが駆った機材を、メカニック小畑 郁さんが分析するという記事。2021年までは軽量なリムブレーキが総合優勝を飾りましたが、2022年からはディスク&エアロがツールを席捲したことも記憶に新しいです。こういった機材に着目するのも自転車競技の面白さのひとつですね。

そのほか「ツール・ド・フランス」のタグではツール関連記事が見られます。まだご覧になっていないという方はこの機会にぜひどうぞ。

(栗山)

全日本選手権で渡仏直前の二人に会うことができました。小俣さんが主宰するサイクイリングニュースレター「Arenberg」でも毎日ポッドキャストを公開するとのこと。こちらもあわせてどうぞ。