「EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム」に所属する門田祐輔選手の日々をお届けする「Du peloton européen」(ヨーロッパのプロトンから)。

今回のテーマは6月25日(日)に開催された「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」について。La routeでも記事公開を予定していますが、本連載では門田選手のインサイドレポートをお届けします…!

みなさんお久しぶりです。
今回は全日本選手権のレポートになります。レースレポートは自分のnoteに挙げているのでそちらをご覧ください。

現地入りしたのは6月23日(金)の夕方だったんですが、滞在場所は一週間前に行った西伊豆合宿のすぐ近くでした。この日はメカニックに、日曜日の全日本選手権で使用するホイールなどの機材チョイスの話をしました。
レース前日となる6月24日(土)は、回復走ではなくアクティベーションを行いました。2時間以内でメニューをこなしつつ、次の日に向けてカラダを確認する作業です。これまで色々やってきましたが、今年は5分ぐらいのメニューとスプリントを何本かこなしました。

トレーニング後はU23のレースが見られそうな時間だったので、会場となる日本サイクルスポーツセンターへ。距離もメンバーも違いますが、レースの雰囲気を確認しつつ去年のチームメートの津田悠義選手の応援もしてきました。

レースを走る選手たちに刺激を貰ったところで帰宅してお昼。午後はまるまる自由時間だったのでお昼後に散歩。近くのグラウンドでソフトボールの試合をやっていたのでジョーこと橋川 丈と一緒に少し観戦しました。見ていると久しぶりに野球1門田選手が中学生だったときは野球少年でした。をやりたくなりました⚾️

今回のメカニックは、西 勉さんと若手メカの家本真寿の二人体制。家本はヨーロッパで何度も顔を合わせていましたが、西さんに会うのは今年初。西さんのコテコテの関西弁が久しぶりに聞けてちょっと嬉しかったです(笑)。メカニックのところで少しおしゃべりして部屋へ戻ります。

部屋の相方は織田 聖。このときの対談でも話しましたが、彼は同い年ということもあり気を遣わなくていいから過ごしやすく、一緒にゲームなんかして盛り上がりました。

なんやかんやしているうちにマッサージの時間。今年も昨年同様、EFエデュケーション・イージーポストのマッサーでもある坂本拓也さんに「去年のジャパンカップ以来ですね」と世間話をしながら施術してもらいました。カラダ自体はそこまで疲れていなかったので軽く流してもらう程度にとどめ、背中だけ念入りにやってもらいました。

滞在先の夜ご飯は本格フレンチ。鴨肉のコンフィと鯛のアクアパッツァで日曜日に向けてエネルギー補充完了。

夕食後はミーティングです。チームとしては、エースやアシストは特に決めずにレースの状況を見てみんなで話し合いながら進めることに。逃げは橋川 丈と留目夕陽。自分は強い選手と同じように後半勝負。去年は少し動き過ぎて後半タレてしまったので今年はそこに注意しなければいけません。

ミーティングが終わり、ゼッケンを付けて就寝…といきたいところでしたが部屋に蚊が入り少し格闘。そのせいでなかなか眠れませんでした(泣)。

6月25日(日)、レース当日。
7:00過ぎに起床して、7:30から朝ごはん。塩パスタとゆで卵2個、そしてコーヒー。9:30前に現地入りしましたが、レース中は結構暑くなりそうな感じ。こまめに食べたり飲んだりします。

■今回のレース機材とセッティング
バイク/Cannondale SupersixEvo Hi-mod
ホイール/Vision metron 30mm
タイヤ/iRC tire Formula pro TLR s-right 28mm
空気圧/前6.2、後6.5bar)
ギア比/F54-38、R11-34

全日本に向けてのセッティングはホイールを軽いやつにしたこととギア比を変えたこと。ポジション等は特に変えずにレースに臨みました。

11:00レーススタート。レース展開は皆さんもご存知の通り。結果としてJCL TEAM UKYOがワンツーフィニッシュ。逃げが強かったです。

個人的には5位。本気で優勝を狙っていたし、足の調子も良かったので、とても悔しい結果に終わりました。全日本は勝ち以外意味のないレース。レース後しばらくは頭を切り替えるのが難しかったです。全日本選手権では沢山のご声援ありがとうございました。この悔しさを胸にヨーロッパから良い報告ができるように頑張ります。

これからシーズン後半戦。次は来週からルーマニアで始まる「Sibiu Tour」です。引き続き応援よろしくお願いします。

これまでの連載はこちらから。
Vol.01)(Vol.02)(Vol.03)(Vol.04)(Vol.05)(Vol.06)(Vol.07)(Vol.08)(Vol.09)(Vol.10)(Vol.11)(Vol.12)(Vol.13)(Vol.14)(Vol.15)(Vol.16)(Vol.17)(Vol.18)(Vol.19)(Vol.20)(Vol.21)(Vol.22)(Vol.23