その後のヴェンジ
今年の頭にサイクルフォトグラファー辻 啓さんに譲ってもらった、スペシャライズドのヴェンジ。貧脚の僕には宝の持ち腐れであることに変わりはないのですが……
裏ヤビツ、箱根の大観山、千葉の養老渓谷近辺、群馬のみなかみ町、プライベートで、出張ついでに、テストバイクとしてなど、ヴェンジライフを謳歌中。
いっぽうでポジションがレーシーすぎるのか、距離が嵩むと腰の痛みがでることがあったので少しいじってみることに。
用意したのは、メルカリでゲットしたヴェンジ用ステムです。もともとついていた110mm→100mmに変更。
スペーサーも5mm→10mmにして5mmアップ。
スプロケもデュラの11-28Tからアルテの11-30Tへ。デュラのスプロケ、高いんですよね(笑)。それに伴いチェーンも新しくしました。さらに680mmだったサドル高も690mmにまであげています。
ちなみに今回のポジション変更はパーツ交換のみで終わりましたが、フル内装バイクのポジションを大幅にいじる場合はミネラルオイルを抜いてホースの長さを変えて……などなどめちゃくちゃ手間がかかりそうです。モトのブレーキフルード交換はDIYでやっているので、自転車もブリーディングキットを買ってそろそろ自分やってみるかな…。
もはやオーナーしかわからない微々たる違いですが、そうしたもろもろの変更の甲斐あって「ここに手を置きたい」という位置にブラケットがくるようになりました。
ちなみにヴェンジの52サイズは、420mm幅(C-C)の「エアロフライⅡ」というエアロ形状のカーボンハンドルが標準でついています。僕の身長(172cm)だと一般的には400mmが適正と言われることが多いですが、実際に420mmを使って見るとこれがなかなか良い塩梅なんです。
バイクの抑えが効いてコントロールがしやすくなるとでもいいましょうか、立ち漕ぎするときも力が込めやすくなりました。ロードレースの世界では、エアロ効果と集団を縫って走るためにサンパチ(380mm)を使うケースも増えてきているようですが(実際にフミさんはサンパチだったそう)、僕のようなホビーサイクリストはそこまで攻めたポジションである必要はまったくないですからね。「エスワのヴェンジに乗ってて何言うとんねん!」というツッコミはさておき(笑)。
そんなこんなでプチカスタムを終えたヴェンジですが、最近は新しいホイールが欲しくてウズウズしております。いまついているのはロヴァールのCLX64。高速巡行時の直進安定性と、風切り音含めた乗り味は非常に気にいっているんですが、見た目がかなりイカツイのと、ちょっとした横風でめちゃくちゃ煽られるんです。ヴェンジは下りの加速がエグいんですが、下りの加速よりもハンドリングのひらひら感がもっと欲しかったり。
というわけで、いまはどのホイールにするか絶賛物色中。僕にとっては見た目も大事なスペックなので、しばらく迷うことになりそうです…(沼)。
(栗山)
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