ターボルの土産話
2月2日から4日にかけて、チェコのターボルで開催されたUCIシクロクロス世界選手権。こちらでお伝えした通り、高山は今年もフォトグラファーの田辺信彦さんと現地に赴き、大会を取材・観戦してきました。
チェコ滞在中は毎晩、田辺さんのポッドキャスト『Inner Frames Podcast』に出演し、シクロクロス関連の話題に限らず、その日にあったあれこれを好き勝手にお話しさせていただいたのですが、帰国後も「ポッドキャスト面白かったよ~」というお声をいただくことが何度もありまして、いやはや……お聴きいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
話したことがそのまま誰かに届いて、その誰かに喜んでもらえるというのは、普段PCとにらめっこして原稿をパチパチ打ちながら皆さまのご機嫌を伺っている人間からすると、とても新鮮。いつかまたやりたいですね。何といっても僕はラジオ大好き人間ですし。
さて、チェコから帰国してもなお、僕らの世界選手権は終わりません。昨年同様、今回も田辺さんが撮影した写真とともに世界選手権を振り返るトークイベントを開催しました。
それが、田辺信彦プレゼンツ「CROSS IS HERE Photo exhibition & シクロクロス世界選手権トークイベント」。会場は昨年に引き続きRapha TOKYO(この間にキャットストリートに移転)です。
3日間にわたる写真展の最終日に行ったトークイベント。田辺さんと僕が話すというフォーマットはポッドキャストとおんなじですが、今回はお客さんの目の前でお話しできるリアルイベントですし、何てったって田辺さんの作品を見ながら現場で感じた熱気をお届けできる……というわけでかなり貴重な機会になったと思います。
そして“かなり貴重”から“めちゃ貴重”なイベントにアップグレードしてくれたのが、実際に世界選手権の男子U23に出場した鈴木来人選手の来場。最初は田辺さんの仕込みではないかと疑ったんですが(笑)、純粋に遊びに来てくれたそう。まあ当然、いち聴衆のままにしておくわけにはいかないので来人選手にも登壇をお願いし、これにて世界選手権の「撮影者」「出場者」「観戦者」という嘘みたいに見事なトライアングルが完成。
田辺さんが「どこで、どんな写真を、どんな狙いで撮ったのか」と撮影秘話を熱弁すれば、来人選手が「実際に走るとあそこの路面は〇〇で~」と柵の向こう側にいる人しか知りえないレアな体験談を話し、僕が「あそこにいた観客がやばかった(エピソード弱!)」と、三者三様の視点でトークを展開し、大いに盛り上がりました。
ちなみにトークイベントの模様は、バイシクルクラブさんがインスタライブで生配信し、アーカイブも残っております。バイクラデビューを果たした僕の姿をぜひお楽しみください(笑)。
あらためて、ご来場いただいた皆さん、田辺さん、来人選手、本当にありがとうございました。
こうして、ポッドキャストやイベントを通じて、自分が行って、見て、感じた世界選手権をトークでアウトプットしてきましたが、もちろん本業の筆でもアウトプットします。昨年に続いての世界選手権観戦記、まずは現地で収録した選手たちと竹之内 悠監督のインタビュー記事が公開中です。
最後に、僕自身で撮れなかったトークイベント中の写真ですが、Lotta @herajicaさんが撮影してくださったものを使わせていただきました。ありがとうございました!
(高山)
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