神、みたび降臨
みなさん、こんにちは。台湾一周ツアーを終えて多少は走れるようになった気がしたものの、帰国後は多忙のあまり自転車にちょいノリしかできない日々が続いて貧脚ポタリストに逆戻りしている栗山です。
台湾では朝昼晩とにかく食べていたので、ムダに胃袋だけが大きくなってしまいました。その結果、運動してないのに食べる量は変わらないという状況に陥り、体重だけが増え、夏目前にしてお腹周りのミートテックがより目立つわがままボディになってしまいました。
このままじゃいけないと意識的に自転車に乗るようにしているわけですが、今度はカラダからまったくチカラが出ないという謎のスランプに突入…。この日は僕も途中まで一緒だったんですが、いやぁしんどいのなんの。
と文句を言っても何もはじまらないので、「とにかく自転車に乗ろう!」と思い立ち、行ってきました、お久しぶりのカンパニーライド。今回は高山によるスペシャのニュータイヤテストもあったので、編集部を起点になるべくロングを走ることに。
朝7時に集合して、オネカンを経由して、相模原を南下、土山峠を越え、シメの裏ヤビツ、そして帰路は246で一気に編集部まで戻る…というルート。総走行距離は約150kmです。
この日の予想最高気温は30℃。12時が近付くにつれてじわじわと気温があがってきました。眉毛という堤防を突き抜けて目に流れ込んでくる汗が、夏の訪れを感じさせます。
裏ヤビツは僕の大好きな道。ゆるやかな斜度と緑のトンネル、標高があがるにつれて少しずつ気温が下がってくるあの感じ。
安井と高山は、上りが(も?)苦手な僕を置いてさっさと先に上ってしまったので、自分のペースでのんびりと、川に降りられる場所はないかと探したり、時に写真を撮ったりしながら裏ヤビツを堪能。自走で裏ヤビツにいくのは今回が初めてでしたが、裏ヤビツの良さを再確認することができました。
ヒラヒラと裏ヤビツを駆け上る安井。「ディスクブレーキ車じゃなくてリムブレーキ車にすればよかった…」とは本人の弁。
スコットのアディクトと高山を、ヤビツ定番の場所でシクロワイアード撮り。
二人に遅れて頂上に到着する栗山。
ヤビツ峠頂上ではヤビツ名物(?)の「丹沢サイダー」を自販機で購入。サイダーを飲むことがほとんどないので、それも含めて新鮮なお味でした。
さて、そろそろ出ようかと準備をして、ヤビツ峠を表から下りだした一行ですが……「パンッ!」という大きな破裂音から後方から聞こえてきました。
降りてきました、パンクの神様が。
賢明な読者の方なら覚えていらっしゃるでしょう、このときのことを。また別の日に起こったこのときのことも忘れてはいけません。
タイヤはチューブレスレディ。シーラントでふさがることを期待しましたが一向にその気配はなし。
よく見るとサイドに突起物による微細な避けがあったので、さっさと諦めてチューブを入れて復活。今回は割とスムーズに復帰できましたが、その手間とストレスはチューブドの比ではないですよね…。何より下り途中でのパンク…事故などなくて何よりです。
それにしても安井のパンクの多さには驚きです。もはやパンクの神様が降臨…というよりパンクの神様に選ばれし者…そんな気すらしてきます。今後、安井と一緒にライドされる方はパンク修理の時間も考慮してルートを引いたほうがいいかもしれません(笑)。
ちなみになんですが、僕はクルマ、モーターサイクル、自転車ともにこれまで一度もパンクしたことがないんです。モトに関していえば、実家の岡山まで帰省したことが何度もありますし(下道、高速どちらも)、北海道をはじめ、それなりにあちこちを走りました。
自転車に関していえば安井に比べたら当然距離は走っていないものの、日々の移動はもちろん自転車。台湾900kmもパンクしなかったし、それなりに長い自転車人生のなかで一度もないんですよね…。何か意識しているかと言われたら、路面状況をよく見ているぐらいですが、他の人もきっとそうだろうし。うーむ。もちろんパンクはしないに越したことはないんですが、パンクしやすい人とそうじゃない人に何かしらの因果関係はあるんでしょうかね。
さて、ヤビツ峠のダウンヒルを無事終え、あとは246で戻るだけ。この時点でそれなりに疲労が蓄積しているんですが、突如として、そして久しぶりに無双モード1なぜかは理由はよくわからないが、どこまでも走っていけるような気がする状態。に入る僕(当社比)。これもサイクリストあるあるだと思うんですが、なぜこのタイミングで発動するのか(笑)。
安井とは途中で別れ、高山と二人で246を快走。無双モードのまま踏んで踏んで踏んで踏んではみたものの、事務所についたのは19時を回っていました。総走行距離154km、獲得標高1,643m。僕的にはそれなりにハードではありましたが、ちゃんと計測したなかでは過去最長距離のライドとなり、満足感たっぷりでした。この原稿を書いている翌日も疲れは残っていますが、真夏になるその前にあと数回はしっかり走りに行きたいものです。
(栗山)
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