砂浜の上を自転車で
石川県にある「千里浜なぎさドライブウェイ」をご存知でしょうか。
実はここ、海岸線の砂浜でありながらクルマやモーターサイクルはもちろん、自転車での走行が許可された全国的(世界的?)に見ても稀有な場所(詳細はこちらを)。自転車にもモーターサイクルにも乗る僕は以前から「いつかここを走ってみたいなぁ」と思っていたんです。砂浜の上を愛車で走れる機会なんて、シクロクロッサーじゃない限りそうそうないですからね。
そんな想いをひっそりと抱いていた僕に、「今度、千葉のビーチでレースやるんだけどLa routeチームも誰か出ない?」ととある方からお誘いが。
とある方、とはチャンピオンシステムジャパンの代表であり、東京都稲城市にあるクロスコーヒーのオーナーであり、お台場で開催されたシクロクロス東京の主催者でもある棈木亮二さん。ビーチクロスはヨーロッパで人気急上昇中のカテゴリーらしく、今回の「BEACH CROSS Crit 99」が日本で初めてのビーチレースになるとのこと。
開催場所は千葉県の九十九里町にある片貝海水浴場で、「ビーチライフin九十九里町2023」というイベントの一環で開催されるそう。つまり自転車レースだけじゃなく、家族みんなが楽しめるイベントになっているわけです。
丘サーファーならぬ丘サイクリストな僕は当然ながら上位入賞なんて望むべくもありませんが、「完走すること」を目標にエントリーを決めました。家族みんなで楽しめそうですしね。出場車両は今年手に入れたスペシャのディヴァージュです。
さて、そこで僕は思うわけです。一人でレースに出るのもつまらないな、と。よくよくカテゴリーを見ると「KIDSクラス」なるものを発見。早速、ヨツバサイクルに乗る次女に「子どものエントリーはほとんどいないだろうから、3位以内に入れば表彰台に乗れるよ」とそそのかしたところ、次女もその気になってエントリー。よしよし。いい子だ。
さらにレギュレーションを見ていると参加車両規定に「33C以上のタイヤ」との文字が。
おや、すぐそばにもう一人いるではないか。そう、La routeメンバーの高山です。彼はMTBはもちろんグラベルロードすら持っていませんが、現在所有するスコットのアディクトはなんと35Cのタイヤが入るんです。
ビーチレースに出たことも走ったことも、何なら砂の上すら走ったこともないクセに、まるで主催者かのようにビーチレースの魅力を高山に説く僕。結果的に僕の口車にまんまとのせられ(ウフフ)、高山も「たしかに楽しそうですね!」とエントリーすることとあいなったのです。はい、ロードバイクで砂浜…完全にイロモノワクです。
ロードバイクで出場することになった高山の話を周りの人たちにすると「めっちゃツライからやめたほうがいい(笑)」という声が大多数で、それを聞いた本人のテンションがダダ下がりになるのを横目にする今日このごろですが、砂の上を一度も走ったことがないLa routeチームは「完走すること」を目標に目いっぱい楽しみたいと思います。
というわけでレースは10月22日(日)。
エントリーは10月15日(日)まで受け付けているそうなので、興味ある方は砂浜で一緒に撃沈しましょう…!
(栗山)
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