みなさんはじめまして。プロデューサーの栗山です。実は「La route」の色々なところで文章を書いているんですが、記名はお初ですね。改めてよろしくおねがいします。

安井さん、吉本さんは自転車業界では有名人なので今更説明する必要はないと思いますが、「クリヤマってだれやねん」というツッコミがありそうなので、ほんのちょっとだけ僕のことを触れておきます。興味ない方はスルーしてもらってオッケーです(笑)。

僕はもともと乗り物系雑誌をいくつも出版していた「ネコ・パブリッシング」という出版社で今はなき『Clubman』というモーターサイクル誌の編集をやり、その後、二玄社というこれまた乗り物系に強い出版社で『MOTO NAVI』、『BICYCLE NAVI』の編集をやっていました。

特に二玄社では、定期刊行物のみならず書籍の編集や進行管理などボーダーレスで仕事を…とかいうとカッコよいですが、とにかく色んなことをやらされていましたやらせてもらいました。その後フリーランスになって法人なりしてなんだかんだで今に至るわけですが、ここ5年ぐらいは自転車業界とは疎遠だったので若干の浦島太郎状態です(笑)。

ちなみに編集長の安井とアドバイザーの吉本はいわずもがなのガチ勢ですが、コアメンバーの藤田もかなりの頻度で自転車通勤をするほか、富士ヒルにも毎年エントリーしているので、コアメンバーのなかで僕だけがゆるゆるの文系自転車乗り(?)と覚えておいてもらえればと。

さて、吉本さん企画・執筆の「追憶のサイクルウェア」。サイクリストが当たり前のように着用しているサイクルウェアですが、こうして改めて振り返ると様々な歴史の上に今があるという、当たり前だけど忘れがちな事実に気付かされます。

実はこの企画のために写真をいくつか探したのですが、カステリをはじめ過去のものがなかなか見つかりませんでした。もしジャージの現物や当時の写真をお持ちの方がいらっしゃいましたら、編集部までご一報いただければと思います。現在進行形で更新できるというウェブの特性を活かし、この記事をより良いものに出来ればと思います。

ちなみに本文にもある通り僕も「Rapha」の登場に衝撃を受けた一人ですが、Rapha同様にインパクトがあったのが、2005年にRaphaが出版した『Rouleur』(現在は別の母体が運営しているそう)です。

初めてみたとき、同じものづくりに携わるものとして嫉妬しましたね。
「やり方次第でこんな美しい誌面ができるのか」と。

これは僕の勝手な想像ですが、Raphaはただウェアをつくるだけでなく自転車がもつ普遍的かつ根源的な美しさをこの『Rouleur』で表現したかったのではないのかなと。もちろんRaphaのブランディングの一環でもあるとは思いますが、それを踏まえてもすごいインパクトだったんですね。

『La route』は皆さんにお伝えしている通り、忖度なしのガチンコメディアですが、『Rouleur』のように自転車カルチャーやシーン、自転車ならではの世界観をお伝えするメディアでありたいとも思っています。

文章を書いているうちに久しぶりに『Rouleur』を読みたくなったので、早速メルカリでポチリしてしまいました(笑)。

(栗山晃靖)

 

Rapha

2013年にロンドンのRaphaに訪れたときの一葉。イギリスには一ヶ月ぐらい滞在していたのですが「Alex Moulton」「BROOKS」「BROMPTON」のファクトリーや、サイクルショップ「CONDOR」、サイクルカフェ「Look mom no hands!」など英国内の様々なところに足を運びました。今後、こうした海外の自転車ネタもアップしていきたいと思います。

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