BOTYこと日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2024の概要と5ベストのノミネートについては昨日お伝えした通りですが、本日早速、「大賞」、「ベストコンペティティブロード賞」、「ベストパフォーマンスロード賞」が発表されました。

昨年までは大賞のみでしたが、今年からフリーランスの自転車ジャーナリストが運営母体になったことに加え、「ベストコンペティティブロード賞」、「ベストパフォーマンスロード賞」という新たな賞が新設されたのもBOTY2024の特徴のひとつです。

改めてノミネートされた5ベストをご紹介。

ビアンキ・スペシャリッシマRC
キャノンデール・スーパーシックス エボ LAB71
キャニオン・グレイルCFR
メリダ・サイレックス8000
スペシャライズド・S-ワークス ターマックSL8

 

 

選考会の様子。ノミネートされた各メーカーの担当者も同席しその場で採点を実施。即日開票したとのこと。

 

この中から2024年を代表する1台に選ばれたのは…

 

 

 

ドコドコドコドコドコドコドコドコ……

 

 

(…ドラムロールの音…)

 

 

ドコドコドコドコドコドコドコドコ……

 

 

 

 

 

ドンッ…!

 

 

 

 

 

なんと…キャニオンのグレイルCFRでした…!

 

キャニオンのグレイル CFR。価格は92万9,000円。

 

今年からグラベルロードもノミネート対象になりましたが、7回目にして初めてグラベルロードが大賞を受賞したということになります。

こちらが各審査委員の採点表。5の持ち点をノミネートされた5台に配分するという方式で投票を行ったようです。ちなみにこの5台にノミネートされているだけでも意味があるので(ほとんどのモデルはノミネートすらされていません)、点が入っていないからと言ってそのモデルに価値がないというわけではありません。

 

さらにこの5ベストのなかからピュアレーシングロードの代表を決める「ベストコンペティティブロード賞」も発表。受賞したのはキャノンデールのスーパーシックスエボ Lab71です。

キャノンデールスーパーシックスエボ Lab71 。価格は180万円。

 

また5ベストとは別枠で、物価高騰の時代において価格を考慮したという「ベストパフォーマンスロード賞」も発表。選ばれたのは、ジャイアントのディファイ アドバンスド1と、これまたキャニオンのグレイルCF SL7の2台。同点票を獲得したことでダブル受賞となりました。

 

ジャイアント・ディファイ アドバンスド1(47万3,000円)と、キャニオン・グレイルCF SL7(35万9,000円)の2台。

大賞にグラベルロードのグレイルが選ばれたのはかなり意外ではありましたが、これもまた時代の流れなのかもしれません。最終選考会の詳報や各選考委員の選考理由については、公式SNS(XFacebook)で発信していくとのことなので、ぜひチェックしてみてください。

 

■日本バイシクル・オブ・ザ・イヤーの過去の受賞車

2018/ジャイアント・プロペル アドバンスド SL0 ディスク
2019/スペシャライズド・S-ワークス ヴェンジ
2020/キャノンデール・スーパーシックスエボ ハイモッド ディスク
2021/スペシャライズド・エートス
2022/ブリヂストン アンカー・RP9
2023/トレック・マドンSLR