ここ最近、週末は雨…というパターンが多くやきもきされている方も多いのではないでしょうか。

かくいうワタクシもその一人なわけですが、そんなときは「やんなきゃ…」と以前から思っていたメンテナンスの実施日にあてるようにしています。我が家には家族のぶんふくめると自転車だけで8台あるので、割とやることがある…というかやることが尽きません。

まずは我が家の主戦機であるビッケ(電動アシスト自転車)のチェーン交換。内装3段変速なので、チェーンはシングル用…ではあるんですが、KMCとかのカラーチェーンだとリンク数が足らないので電動アシスト自転車用をうたうこちらをセレクト。

ビッケを買って10年ぐらい経つんですが、注油はしていたものの一度もチェーンを変えていないという体たらく…。ちなみにチェーンはカシメかミッシングリンクかチェーンクリップでつなぐのが一般的ですが、この電動アシスト用のチェーンはちょっと特殊で、専用の板を手で固定するという工具なしで接続できる仕様。

写真だとわかりずらいですがチェーン手前側がただの板なんです。メーカーサイトによれば「スナップオン取付」とのこと。これまでモト、自転車問わず色んなチェーンを交換してきましたが、こんな取付方式は初めて。シングルの内装変速だからできるんでしょうか。

続いては長女のキャノンデール・バッドボーイ。こちらは妻のおさがりなんですが、もはやいつチェーンを交換したのか記憶にないほど。チェーンチェッカーでは問題なかったんですが、せっかくなのでついでに交換。

交換だけならサクッと終わるチェーン交換ですが、チェーンカバーを外したときの汚れの蓄積がやばかったり、外したついでに各部を清掃してしたりすると…まあまあ時間がかかります。

さらに台湾一周を共にしたマヴィックのキシリウムSLSのフリーボディのメンテ。メンテといってもフリーボディを外して掃除して専用オイルを塗布するだけ。前回やったのは割と最近だったためそこまで音の変化はありませんでしたが、もし空転時の音が静かになったのならもっと早いタイミングでメンテナンスをしたほうがいいということでしょう。

続いてはこちら。以前、baruさんから譲っていただいたHUNTホイールのベアリング交換です。

モデル名は「44 AERODYNAMICIST CARBON DISC」。公式サイトからもベアリングが買えるんですが、1つ1,100円とお高く送料もかかるのでこれまたモノタロウで調達。型番は6802。非接触シールです。

ちなみにHUNTのホイールベアリングはEZOベアリングが使われています。EZOベアリング……おや? と思った方は鋭い。そう北海道にある北日本精機のブランド名なんです。なぜHUNTがNTNでもNSKでもなくEZOを使っているのかは分かりませんが、機会あれば一度お話を聞かせてもらいたいところです。

 

僕は専用工具ではなく、ホームセンターの建材やソケットを駆使してベアリングを圧入しています。最初に断っておきますが、ベアリング交換はそれなりにリスクがあるため非推奨。やられる方は自己責任でお願いします(実は圧入に失敗してベアリングがゴリゴリしてしまいやりなおしたのはここだけの話で…)。

リアホイールのベアリング交換も行いたかったんですが、今回は時間切れ。また何かのタイミングでやりたいと思います。

 

さて、チェーンを変えたばかりのビッケに試乗した妻からは「いつもよりしっかり感が違う」とインプレッションをいただきましたが、僕が交換したと言わなければきっと気付かれずじまいだったことでしょう。長女は「よくわからない」とのこと。

う、うん、いいんです…何か見返りを求めてやっているわけではないので(涙)。

(栗山)