FELTやBBBなどを扱うライトウェイプロダクツジャパンの展示会に行ってきました。コロナ禍の影響でこの手の展示会はすべてリモートに切り替わっていたので、なんだかものすごく久しぶりな感がありますね。

来場者の大多数はショップの方ですが、新しいプロダクトが見られるほか、担当の方の生の声を聞くチャンスでもあるので僕らもなるべく足を運ぶようにしています。今日のDAYSは、せっかくなので展示会で気になったプロダクトをいくつかご紹介。

個人的に気になっていたのがこちら。イスラエル発のFLRのサイクリングシューズです。たまたまインスタか何かのTLに流れてきて、実物を見たいなーと以前から思っていたんです。

ブランドストーリーや細かなラインナップ等はウェブをご覧になっていただくとして、気になっていたのはアッパー素材にニットを採用したこちらのF-11ニットです。

クロージャーは「BOA」ではなく「A-TOP」を採用。カーボンソールバージョンは27,280円ですが、樹脂ソールバージョンは15,950円と戦略的な値付け。ニット系シューズとしては破格ですよね。実物を見ても安普請な感じはなく、フォルムもモダンです。

ソールの素材は「カーボンが一番」みたいに思われがちですが、僕のようなホビーサイクリストにはしなりのある樹脂の方がいいということもあったりするわけで。実際に試着してみましたが、甲高な僕の足にもフィット感抜群だったので…たぶん買います(笑)。

担当の方の話によれば、FLRのサイクリングシューズは全体的にお手頃な価格設定もあって、かなりのハイペースで売れているのだとか。僕もそうですが、消耗品でもあるシューズに毎回4~5万を払うのは現実的じゃないですからね…。

余談ですがダイヤルクロージャーは、今やサイクリングシューズだけでなく登山靴やスニーカーにも進出していますが、「BOA」や「A-TOP」以外にもクロージャーブランドはあるんでしょうか。深堀りできそうならLa routeでも記事にしたいところです。

そのほかドイツブランドの「ボムトラック」が今年からライトウェイプロダクツジャパンの取り扱いに。そういえばメッセンジャー狂時代を執筆した南くんも乗ってましたね。

FELTの2022年モデルは、2021から変更なし。そもそも世界的な自転車需要増と、コロナに端を発するパーツ不足で完成車の供給がまったく追いついていないんだとか…。ここのところ毎週のようにいろんなメーカーが値上がりを発表していますが、この流れは当分続くでしょうね。

 

オランダの総合パーツメーカー、BBBからも気になるアイテムが。こちらのサイクルウェアです。切りっぱなしの長めな袖口に、各種ベンチレーションを備えていてお値段なんと13,200円。お金の話ばっかりで恐縮ですが(汗)、サイクルウェアもシューズと同様に消耗品なので、これはかなりコスパが高そうです。

ちなみにBBBは2015年あたりに、カーディーラーや建築機器などを取り扱っている「Pon」グループ傘下にはいり、そのころからデザイナーを起用したそう。ロゴがスタイリッシュになり、デザインコンシャスなモデルが増えているのはそういった背景もあるようです。ちなみにPonは、サーベロ、フォーカス、サンタクルーズなどのブランドも傘下です。

これまた余談ですが、ヨーロッパでは会社やブランドの売買が日本に比べると頻繁に行われており、ひとつの会社がいくつものブランドを傘下に置くという事例がたくさんあります。フォルクスワーゲングループがアウディブランドをもっていたり、そのアウディはさらにイタリアの二輪メーカーであるドゥカティを傘下にしていたり。

身近なところでは、自転車ブランドのLOOKITIMEやFELTも、ロシニョールの傘下。ピナレロも、ルイ・ヴィトン、モエ・エ・シャンドン、タグホイヤーなどの数々のラグジュアリーブランドを擁するLVMHの一員です(さらに売買が進みこれらの情報はすでに古い可能性もありますが…)。

傘下間で技術共有などがされることもあるようなので、自転車を「ビジネス」という側面から見るとまた違った面白さがあるかもしれませんね。

話はだいぶそれてしまいましたが、色んなパーツを物色しつつ、展示会にいらしていたサイクルキューブの長谷川さんや、VAX狭山の神宮司さんと話し込んだりと、気が付けばなんだかんだで3時間近く滞在してしまいました。

「やっぱりリアルはいろいろ発見があるなー」と思っていたのも束の間、再び東京に緊急事態宣言が発令されるとのこと…。うーむ。

(栗山)