「EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム」に所属する門田祐輔選手の日々をお伝えする「Du peloton européen」(ヨーロッパのプロトンから)。

第4回のテーマは、レース前のルーティンについての原稿が届きました。レース直前によくみるあの光景、実はヨーロッパだと一般的ではないそうです。今週末はツール・ド・アルザスというレースに参加する門田選手。健闘を祈ります!

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今週はツール・ド・アルザス(Tour de Alsace) と言うフランスのUCI 2クラスの5日間のステージレースがあります。せっかくなのでこのタイミングで僕のレース前のルーティンについて書きたいと思います。

当日の起床は、レース前の4時間〜4時間半前。朝が早いレースのときは大変ですが、しっかりカラダを起こしておきたいのでだいたいこれぐらいに起床しています。

レース前の食事は3時間半前ぐらいからはじめて、3時間前には終えるようにしています。食事時間はおよそ30分で、できればご飯、なければパスタ。オリーブオイルなどの油脂類は消化に良くないので少量、もしくは使わずに塩胡椒で味付けするのみ。あとはプレーンオムレツとヨーグルト、シリアル類です。低脂肪乳、オレンジジュース、そして食後のエスプレッソは欠かせません。

序盤から逃げのオーダーが出たときや、スタートからハードになるコースだとスタート前にエナジーバーやライスケーキなどの固形物を口に入れることも。そういうときはレース1~2時間前ぐらいにバナナやライスケーキなども食べておきます。スタートからハイペースのレースになると、キツくて固形物を食べられない場合があるからです。

レース1時間前には着替えを終え、チームプレゼンテーションがあればそれに参加。レース前のミーティングはたいてい前日夜に行われますが、レース前に行われることも。寒いときはホットホイル、暑いときは日焼け止めを塗っていよいよレースです。股擦れクリームも忘れずに(笑)。

ちなみに日本のレースではほとんどの選手がローラーでアップをしていますが、ヨーロッパのレースではローラーでアップをすることはほとんどありません。ローラーでアップするのは、タイムトライアルの前やいきなり上りがあるコースのときのみです。

これが終わったらいよいよレーススタート! という感じですね。今週のツール・ド・アルザスも楽しんできます!

ではまた。

(門田)

 

ジロ・デ・シチリアに参戦したときのチームプレゼンテーション。
シーズン初戦。2月にトルコで開催された「GPヴェロ・アランヤ」のスタート直前。若干緊張の面持ちです。