ペダルは踏むもの
「子供生まれて走行距離半分以下になっちゃってさ……」とボヤいていた数年前の、さらに半分以下になっているであろう昨今の安井の走行距離。
GW、知り合いが渋峠に上りまくっている投稿を見てさすがに焦り、これはどげんかせんといかん、と決意新たにするものの、連休中に走りに行けたのは半原越がせいぜい、という悲しい現実。
走れないよりはマシだし、と言い聞かせながら半原手前の馬渡大坂。
やけにペダルが重いので足元に視線を落としたら……。
あれBMC君、キミのスプロケ、やけに小っちゃくない?
うっかりノーマルクランク&クロスレシオのスプロケのまま来てしまったのでした。
とはいえ、最小ギヤは39×25T。数年前までは平気でこのギヤで上ってたわけだし、なんなら10年前ならこれが山岳用ギヤだったわけだし。
ここまで来たんだから頑張って上りますか、と気合を入れて踏むと、意外と全然いけてしまうものです。勢い、体重を利用したダンシングが多くなりますが、それがかえってナマった体に焼き入れするような感覚で気持ちよかったりもしまして。これはこれで楽しい。
思えば、十数年前、表ヤビツで最速タイムを記録したときは、53-39の11-23Tでした。軽いギヤがないからハイケイデンスに逃げられず、結果速く走るしかなく、自然といいタイムが出る、という死の上昇スパイラル(笑)。
半原越の後半、チェーンはインナー×ローに張り付いたままでしたが、筋肉をきしませながら気持ちよく頂上まで。なかなかいいペースで上れました。やっぱペダルは“踏む”ものですね。
(安井)
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