過日、とある企画の取材・撮影がLa route編集部で行われました。

集まっていただいたのは、キャノンデール、スペシャライズド、トレックという北米3大メーカー(あいうえお順)のマーケティングを担当するみなさん。座談会のテーマは「グラベルロードについて」。自転車業界において、グラベルロードという言葉がこれだけ日常的になったいま、このマーケットを牽引する存在である3社はどう考えているのかをずばり伺いました。

この企画を3社にオファーしたとき、必ず1社は「出演NG」が出るだろうと踏んでいましたが、実際には3社ともに「ぜひ…!」と前のめりだったのはめちゃくちゃ意外でした。お三方ともに顔なじみではあるものの、仕事上ではライバルですからね。

写真左からこの日の撮影を担当した辻 啓さん、安井、キャノンデールジャパンの山本和弘さん、スペシャライズドジャパンの下松 仁さん、トレックジャパンの西村敏行さん、栗山、そしてファシリテーター&ライターを務めた小俣雄風太さん。

自転車業界初(?)となる北米3大メーカー座談会、近日公開予定です…!

(栗山)

(追記)
自転車業界はネコも杓子もグラベル一色ですね。あのTIMEまでもがグラベルロードを発売するだなんて誰が想像したことでしょう。

個人的には「グラベルロード」というネーミングには相変わらず違和感を覚えています。クルマのSUVがそうであるように、モーターサイクルのデュアルパーパスモデルがそうであるように、「道を選ばない」のがこのバイクの一番のベネフィットなのに、グラベルロードというそのまんまのネーミングだとグラベル専用車みたいな印象を受けるんですよね。せめてオールロードやマルチロードとでもいってくれればよかったのになぁ。「これから自転車をはじめたい!」という方のミスリードにならないかだけが心配です。