「ゆるさ」という目に見えないスペックでスポ―ツ自転車界を席巻したSURLY。ブランド名は知っているけど、誰がどんな思いでつくっているのかはほとんど知られていないのではないでしょうか?

新しくはじまった「不愛想な自転車たち」は、SURLY取材のために何度も渡米していた自転車ライターの山本修二さんとの雑談がきっかけ。僕が『バイシクルナビ』にいたときの話なので、それこそ10年以上も前に遡るんです。

「□□が××でさ~、ほんとあいつら面白いよ。どっかで彼らのことをまとめたいんだよね」。

その後、修二さんはSURLYの輸入代理店であるモトクロスインターナショナルに勤務。彼らとビジネスとしても付き合うなど、“普通の人ができない体験”をいくつもされているんですね。そして、最近モトクロスインターナショナルを離れて再度フリーランスとして活動しているという話を聞いたので、改めて修二さんにこの企画のオファーをさせてもらいました。

もちろんどこかで見たような「SURLYのブランドストーリー的記事」にするつもりは一切ありません。長い間SURLYと付き合ってきた修二さんが、見て、感じた、「リアルなSURLY」を原稿にしてほしいとお願いしました。

連載なので今後どんな感じの展開になるかはまだわかりませんが、SURLYというブランドのリアルを知ることで、自転車の楽しさが広がるキッカケになればいいなと思っています。

(栗山晃靖)

stearmroller

毎日の通勤+普段のアシとして使っているマイ・スチームローラー。なんだかんだで5年以上の付き合いになります。固定ギアで乗っていた時期もありましたが、ここのところはずっとフリーのまま。