オフロードからオンロードへ

――門田祐輔選手と織田 聖選手には、La route主催でトークショーをしていただいたんですが、同じチームで同い年、そしてライバル同士でもあるおふたりに、もう少しじっくりお話を伺いたいと思いまして。海外を舞台に戦うレーサーの本音を聞かせてください。

門田・織田:はい、よろしくお願いします。

――門田さんには昨年初めにインタビューをしていて、現在はロードレーサーとしての日々の活動を綴る「Du peloton européen」を連載中です。そこでLa route初登場の織田さんに、自転車との出会いやこれまでの経歴をお聞きできればと思います。

織田:分かりました。自転車との出会いは4歳ですね。僕は出身が埼玉なんですが、川口市にBMXコースのあるゴリラ公園という場所があって。父にそこへ連れて行ってもらって、子ども用のBMXを走らせたのが初めてのスポーツバイク体験でした。

――そこからどうやって自転車を続けていったんでしょう?

織田:すぐにレースに出るようになって、7歳のときにはBMXの世界選手権にも出ましたね。

門田:すごいな。

織田:ただ小6から中1にかけてレースで勝てなくなってしまい、一度自転車を挫折しているんです。まあ、今思えば練習嫌いだったので勝てないのは当然だったんですけど。それで半年ほど全く自転車に乗っていない時期があったんですが、このときにシクロクロスと出会ってるんです。その面白さに魅了されて、中学1年から本格的にシクロクロスを始めました。

門田:中1から? そりゃ速えわ(笑)。

織田:当時は山本カズ(和弘)さんがすごく速くて憧れてました。僕の1つ上には竹内 遼選手や山田将輝さん、もう少し上には前田公平選手や沢田 時選手(ともに1994年生まれ)がいて、切磋琢磨しながらここまできた感じです。全日本選手権は2015年にジュニアで、2017年、2019年にはU-23で獲ってるんですけど、なぜかエリートでは2年連続2位と縁がなくて。今シーズンこそは勝って全日本チャンピオンジャージを着たいですね(編集部注/対談は12月上旬に実施)。

門田祐輔(かどたゆうすけ)。1998年8月18日生まれ、東京都出身。6歳のときに観戦したツアー・オブ・ジャパンでロードレースの虜となり、中学でロードバイクを手に入れショップの走行会に参加。高校から本格的に競技をスタートさせ、高校3年で渡仏。アマチュアチームで順調にステップアップしながら、2022シーズンよりEFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチームに所属。レースでの負けん気とオフの朗らかな笑顔が印象的な24歳。ちなみに顔がモデル並みに小さい。
織田 聖(おだひじり)。1998年11月23日生まれ、埼玉県出身。幼いときからBMXに打ち込み、2006年にはブラジル・サンパウロで行われた世界選手権にも出場。その後シクロクロスで2015年にジュニア、2017年、2019年にはU23で全日本チャンピオンに。ロードレースでもJプロツアーで年間新人賞を獲得するなど活躍し、2021年からは海外でロードレース、国内でシクロクロスを戦う。対談収録後の2023年1月15日に行われたシクロクロス全日本選手権で、念願のエリートカテゴリ初優勝。いつもニコニコ、でもたまに飛び出す辛辣な発言が面白い24歳。ちなみに生魚が苦手らしい。

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