「EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチーム」に所属する門田祐輔選手の日々をお届けする「Du peloton européen」(ヨーロッパのプロトンから)。

前回は3年ぶりに開催された「ジャパンカップサイクルロードレース」周辺の話をお届けしましたが、第12回目となる今回は、門田選手が参戦したクリテリウムとロードレースのレースレポートをお届けします。

まずは10月15日(土)に開催されたクリテリウムのレースレポートから。

日曜日が本番なので落車しないことが第一目標、チームとしては岡さんのスプリントがメイン、他はフリーで動くといった感じ。とても短いレースなので、速度域は常に高かったです。クリテリウムは一度位置を下げてしまうとかなりキツいので、常にチームメートの近くにいながら走りました。
正直ニールソン・ポーレスがあんなにいくとは思ってなかったんですが、あれでみんなのやる気スイッチが入りました。一度逃げにトライしたもののあまり続かず。そこから最後までハイペースでのゴールとなりました。
足の調子はまあまあと言ったところ、久しぶりのこのスピード感はレースに戻ってきたなという感じでした。

岡 篤史選手が3位にランクイン。

引き続き10月16日(日)のロードレースレポートです。

目標は自分の走りを見せること、チームに良い結果をもたらすこと。この2つです。

前日のミーティングでは、とにかく勝利することを念頭に、前半は逃げをコントロールして後半の50kmできついレースにしていくという作戦。シーズン最後は終わって勝ちたいというのと、プロの仕事をしようと監督が話しているのが印象的でした。

レースは序盤からハイペースで進み、あまり良いフィーリングで走れていない感じがありました。正直序盤の逃げでレースが終わってしまうのではないかと思っていましたが、なんとか逃げに追いつき、中盤まではメイングループでレースを展開。

集団は安定した状態でレース後半へ。

淡々としたペースでも脚は重く、終盤に向けて良くなることを願って走っていました。ありがたかったのが監督の無線が終始冷静でわかりやすかったこと。これで落ち着いてレースを進めることができました。

残り4周の上りでペースを上げていくという作戦だったんですが、麓を牽引したもののそこからのハイペースに付いていくことができませんでした。なんとか完走したかったものの、結果リタイヤ。

シーズン最終戦。ワールドツアーチームで走るというまたとないチャンスで、しっかりと成績を残すことができなかったのは非常に悔しいです。しかしチームメンバーとしてジャパンカップの本戦で優勝できたことは間違いなく僕の競技人生においてプラスになるはずです。この経験を胸に来シーズンはこのレベルで戦い成績を出していきたいです。

今後の予定は少しオフをとって、11月から練習をスタートさせようと思います。来年のことはまだ発表できませんが、引き続き応援よろしくおねがいします!

(門田)

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