BBでフレームの剛性感は変わるのか
近年主流になっているプレスフィットBB。フレームとクランクの間でじっと負荷に耐えている存在。その素材や構造の違いがペダリングフィールに影響を与えているのではないか。4タイプのBBを集めて考察を行った。
2020.04.24
メカニック小畑の言いたい放題（Vol.9）
シマノのクランク剥離問題を斬る
なるしまフレンドのメカニック小畑 郁が、安井行生とともに自転車業界のあれこれを本音で語る連載「メカニック小畑の言いたい放題」。Vol.9はシマノのクランク剥離問題について。先代・先々代のデュラエースとアルテグラの接着構造クランクが剥離を起こす、という事象は世界中でそれなりの数が報告され、インパクト大な写真も相まってウェブを中心に大きな話題となっている。今秋、遂にシマノがリコールを発表。なぜ10年以上も前の製品が今頃リコールなのか？ 剥離の原因は？ シマノの対応は適切だったのか？ 根本的な問題はどこにあるのか？ 今回もメカニック小畑が本音をぶちまける。
2023.11.13
text YUKIO YASUI
なぜいまさらリコールなのか？
安井：今回の言いたい放題は、シマノのクランク剥離問題です。
小畑：話題沸騰ですね。
安井：この件に関しては、事実関係を正しく把握するためにシマノに話を聞いた上で記事を作成すべきかと思い、担当者と連絡をとったんですが、「シマノとして公表できることはウェブ上に載っていることが全てで、それ以上のことをお話しすることはできないんです」とのことでした。なので、公式なインタビューは実現していません。シマノが公開している「お客様への無償点検プログラムに関する重要なお知らせ」と点検方法、そしてアメリカのCPSC1U.S. Consumer Product Safety Commission、米国消費者製品安全委員会。様々な製品についてガイドラインの作成、リコールや改修の監査、品質や機能／性能の担保、米国内の消費者の利権を確保し不条理なリスクから保護する事などを目的とする独立政府機関。輸入製品に対する安全基準や規格の策定、リコールや改修の勧告も行う。のこのページに出ている情報をもとに、海外メディアの内容もチェックしたうえで、この問題について小畑さんに話していただこうかと。
小畑：はい。うちもちょうど昨日対応を始めたところです（本対談は10月31日に収録）。
小畑 郁。1976年、東京生まれ。中学生の頃からなるしまフレンドに出入りし、そのまま就職。現在もなるしまフレンドでメカニックを務める。圧倒的な知識量と優れた技術は日本随一。La routeのテクニカルアドバイザーも務めている。休日にはハードな練習を欠かさず、今もJプロツアーを走る。
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2020.11.23
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2021.09.01
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2022.09.19
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