column
La route高山のシクロクロス東京密着レポート|現実と苦悩の狭間にあるもの
2月11日・12日の2日間にわたって開催された「Champion System × 弱虫ペダル シクロクロス東京」。東京はお台場というキャッチーな場所を舞台に、海外の有力選手が参戦したり、地上波番組でも特集されるなど、国内屈指の華やかなシクロクロスイベントとして定着していたものの、2018年をもって開催中止。しかし今年、そんなシクロクロス東京がついに復活した。そこでLa routeですっかりシクロクロス担当となっている高山が、本イベントの期間中、オーガナイザーとして奔走したチャンピオンシステムジャパン代表の棈木亮二さんに密着。5年ぶりに復活したシクロクロス東京の週末を、棈木さんの声と合わせて振り返っていく。
2023.04.24
touring
乗鞍を再発見する私的自転車小旅行|冷泉小屋での白昼夢
岐阜県と長野県の県境にある乗鞍。登山、スキー、温泉などの山岳観光地として知られるが、自転車乗りにとっては「ヒルクライムの聖地」である。1986年からはヒルクライム大会が開催され、多くのクライマーが頂上に向けてペダルを踏む。そんな乗鞍の中腹にぽつんと建っている古ぼけた山小屋、冷泉小屋。16年間閉鎖されていたが、今年リニューアルし営業を再開した。かつてはタイムを縮めるために毎年通っていた安井行生が、数年ぶりに乗鞍を訪れ、冷泉小屋に宿泊。かつての安井にとっては“力試しの場”でしかなかった乗鞍は、今、彼に何を語るのか。
2022.10.03
touring
男ふたり、西伊豆へ(小俣雄風太編)
年齢も、生まれた場所も、自転車との付き合いかたも文章のテイストも異なる、安井行生と小俣雄風太。ほぼ赤の他人と言ってもいい彼らの共通言語は「自転車が好き」、ただそれだけだ。彼らが向かった先は、西伊豆。小俣と安井がそれぞれの視点で、それぞれが感じたことをお届けする、極私的なふたりぼっちのツーリング記。
2021.05.10
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男ふたり、西伊豆へ(安井行生編)
年齢も、生まれた場所も、自転車との付き合いかたも、文章のテイストも異なる、安井行生と小俣雄風太。ほぼ赤の他人と言ってもいい彼らの共通言語は「自転車が好き」、ただそれだけだ。彼らが向かった先は、西伊豆。小俣と安井がそれぞれの視点で、それぞれが感じたことをお届けする、極私的なふたりぼっちのツーリング記。
2021.05.10
touring
NISEKO GRAVEL 2023 SPRING RIDE参加レポート|「北」と「自転車」の不思議な共振
去る5月21日に行われたニセコグラベル2023スプリングライドに、La route編集長の安井とプロデューサーの栗山が参加した。新緑と残雪が織りなす、北海道の春らしい風景のなか、舗装路と未舗装路を駆け巡ります―― 公式サイトにあるそんな言葉に胸躍らせていたのだが、当日はまさかの、非情の、悲運の、冷たい雨。泥と冷水と寒さに苦しめられた60kmだったが…… 雨のニセコグラベルを通して、安井が北海道と自転車の不思議な関係について考えた。
2023.06.28
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La route高山のCX世界選手権観戦記| 熱狂の渦の、ど真ん中へ
マチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの一騎打ちとなった「2023 UCIシクロクロス世界選手権」。あの凄まじいデッドヒートの現場に、La routeスタッフ高山がいた。毎年世界選手権を撮影しているフォトグラファー、田辺信彦さんからの同行のお誘いを受け、パスポートもない、語学力もない、シクロクロスも1年半前まで知らなかったという“ないない”尽くしの不惑ライターが過ごしたオランダ、ベルギーでの1週間。ただひたすらに見た、聞いた、感じた、世界選手権期間中のリアルなレポートをお届けする。
2023.02.27
touring
La route栗山の環島ツアー参加レポート|夢の付き人
サイクリストなら、環島(ホァンダオ)という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。環島とは徒歩含む何らかの移動手段で台湾を一周することだが、サイクリストにとってのそれは、自転車での台湾一周を意味する。3月上旬。プロデューサーの栗山晃靖が、ふとしたきっかけで環島自転車ツアーに参加することになった。1日100kmを9日間連続で走るライドは彼にとって未知の領域。そもそもなぜ台湾を自転車で一周することになったのだろうか。果たして無事完走することはできるのだろうか。環島自転車ツアーに参加した栗山の9日に渡るレポートをお届けする。
2023.05.15
touring
ワーホリサイクリスト中内のロンドン自転車日記|脱水症状になる前に
中内 陸、25歳。専門学校卒業後に日本の大手旅行会社に就職し順風満帆の社会人生活がはじまった。しかしコロナ禍で会社が大打撃をうけたことをきっかけに、ワーキングホリデー制度を活用し、2022年3月から愛車とともにイギリス・ロンドンでの生活をスタートさせることに。「ワーホリサイクリスト中内のロンドン自転車日記」では、そんな中内 陸が見て、感じた、イギリスの自転車事情を彼自身のリアルな目線で綴っていく。第1回目はイギリスに暮らし始めて初となるロングライドレポートをお届けする。ロンドナーの定番コース「ロンドン→ブライトン」を走った理由は、「水分補給」にあった。
2022.12.02
touring
ワーホリサイクリスト中内のロンドン自転車日記(Vol.02)|パンクの神と拾う神
中内 陸、25歳。2022年3月からワーキングホリデー制度を活用し、愛車とともにイギリス・ロンドンで生活している。「ワーホリサイクリスト中内のロンドン自転車日記」では、そんな中内 陸が見て、感じた、イギリスの自転車事情を綴っていく。第2回目は、仕事のついで(?)に行ったウェールズからロンドンまでの270kmロングライドレポート。暗闇と寒さの中、果たして彼は無事にロンドンに辿り着いたのだろうか…?
2023.01.23
touring
フラットペダルでいく紀伊半島自転車旅|日常と非日常の境界線
サイクリストが100人いれば、100通りの自転車旅がある。今回、自転車ジャーナリストの小俣雄風太が旅したのは、昨今自転車ツーリズムに注力している和歌山県の紀伊半島。旅の相棒に選んだのは、キャリアとフラットペダルを組み付けたクロモリフレームのdoppoだ。レース解説者であり自身もロードバイクでスピードに興じることが好きだという彼が、紀伊半島で見て、感じ、そこで得た気付きとはどんなものだったのだろうか。
2023.05.03
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遠藤杏奈のニセコクラシック参戦記|不安、焦燥、食欲、優勝
以前La routeでもインタビューした現役大学生の遠藤杏奈さん。エベレスターであり、キャノンボーラーであり、ブルベライダーでもある彼女が次のチャレンジに選んだのは、「ツール・ド・おきなわ」と並ぶ人気を誇るロードレース「ニセコクラシック」だ。エントリーしたのはもちろん150kmの部だが、開催日が近付くにつれ募る不安と焦り…。果たして杏奈さんは無事完走することができるのか? 彼女のリアルな北海道グルメレ…ではなくニセコクラシック参戦レポートをお届けします!
2022.06.29
touring
川口真平のセンチメンタルジャーニー(Vol.1)|僕がヒマラヤへ向かった理由
突如「メキシコを自転車で旅したい!」と思い立ち、ブルーラグでバイクをオーダーしたことをきっかけに、いきなり東京〜富士山ライドを敢行したり、過酷なことで知られるラファジェントルマンレースに嬉々として参加したり。あっという間に自転車沼にハマった生粋の自転車遊び人、川口真平。ただ2017年冬のツーリングだけは、彼を人生のどん底に突き落とした「傷心」がきっかけだった。マウンテンバイクをかつぎ、救いを求めるように向かった先はヒマラヤ山脈。そんな行き当たりばったりで過酷な9日間の自転車旅を、彼がスマホで記録した写真の数々と日記で振り返っていく。渡航のハードルは緩和されてきたものの、気軽に海外ライドとは行きにくいこのご時世。彼のマイペースかつリアルな言葉を通じて、異国の旅を追体験してもらえれば幸いだ。第1回はこの旅のきっかけとなるプロローグと、ヒマラヤ入山に備えるネパールでの最初の2日間の模様をお届けする。
2022.11.28
touring
“激坂さん”の日本縦断ブルべ参戦記(Vol.1)|ランドヌールは北を目指す
日本最南端の佐多岬から、最北端の宗谷岬まで。総距離2,700km、獲得標高約23,000mを一気に走り切る日本縦断ブルべ。それに人生をかけて挑戦した一人の男がいた。とあるイベントでパールイズミの激坂ジャージを着ていたがために“激坂さん”と呼ばれることになった、一人息子と妻と自転車と山を愛するその男は、なぜこのウルトラブルべを走ろうと思ったのか。国内最速でも、ギネス挑戦でもない、普通の自転車乗りによる日本縦断ブルべ参戦記。Vol.1は、参戦を決めた理由と、本番までの苦悩と苦労を綴る。直前になって頻発するトラブル。激坂さん、身を挺してまでネタを作らなくてもよかったんですが……。
2022.08.01