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テクノロジー

La route自転車研究所 其の八
最新ロードバイクの空力設計（実験編）

「基礎編」では空気抵抗の基本を学び、「応用編」では空気抵抗と自転車との関わりと最新ロードバイクの空力的トレンドを知った。最後は、実験と分析である。富士エアロパフォーマンスセンターにて風洞実験装置「エアロオプティム」に載せたのは、第５世代のエアロロードを代表するトレック・マドンSLRと現代の万能ロードを代表するスペシャライズド・ターマックSL8、そしてビアンキ・オルトレRCの３台。車両単体と乗車状態の２パターンの空気抵抗を計測、さらにスモーク装置を使って実際の空気の流れを可視化し、日本風洞製作所代表のローン・ジョシュアさんに分析していただいた。

2024.03.18

La route自転車研究所 其の八
最新ロードバイクの空力設計（応用編）

空気は目に見えない。当然、その流れも目に見えない。だからコントロールが難しい。空気抵抗を生むという意味では邪魔者だし、飛行機を飛ばしたりレーシングカーを地面に押し付けたりするという意味では味方になる。自転車は飛びもしないしダウンフォースも必要ないが、空力設計の良し悪しが走行性能に大きく影響するということが分かってきた。その結果が、ハイエンド帯に限れば「空力を意識していないモデルはほぼ絶滅状態」の現在だ。そんなロードバイクの最新事情を紐解く今企画。この応用編では、基礎編に続いて日本風洞製作所の代表のローン・ジョシュアさんを指南役に迎え、自転車と空気抵抗との関係、ロードバイクにおける空力設計のトレンド、CFD解析と風洞実験の利害損得を解説する。

2024.03.11

La route自転車研究所 其の八
最新ロードバイクの空力設計（基礎編）

2011年のスコット・フォイルを始祖とする近代エアロロードは、目を見張るほどのスピードで進化を続けている。しかし、その技術の核である「空気抵抗」について、正しく理解している人は少ないだろう。空気抵抗に対する理解を深めれば、もっと自転車が楽しくなるはずなのに―― そんな想いを胸にLa routeは昨年春にオープンした風洞実験施設「富士エアロパフォーマンスセンター」を訪れ、日本風洞製作所代表のローン・ジョシュアさんに技術インタビューを実施。さらに、マドンSLR、ターマックSL8、オルトレRCという最新鋭ロードバイクの風洞実験も行い、スモーク装置によって空気の流れを可視化、３台の空力設計を丸裸にした。その濃い内容を３回に分けてお届けする。まずは「空気抵抗の基礎」から。

2024.03.04

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