La route自転車研究所 其の六 ピッチ系カーボンの可能性 スチールフレームがカウンターカルチャーとして成立するほど、自転車界においてカーボンは主流になった。自転車のフレームやパーツに使われるカーボンといえば、東レという印象が強い。その東レが製造している炭素繊維は全てPAN系という種である。しかし、十数年前から“ピッチ系”という炭素繊維がハイエンドモデルを中心に使われるようになった。La route自転車研究所の第6回は、ピッチ系炭素繊維の専業メーカーである日本グラファイトファイバーの技術者へインタビューを行い、ピッチ系の利点と欠点、PAN系との違い、今後の自転車へ与える影響などを聞いた。 2023.03.13 #Laroute自転車研究所#安井行生#工場訪問