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GIANT ESCAPE R3開発者インタビュー(前編)|閉ざされた扉
定番クロスバイクとして絶大な人気を誇るジャイアント・エスケープ。日本国内専用モデルながらエスケープシリーズの累計販売台数は驚異の84万台。来年で20周年を迎えるベストセラーモデルであり、スポーツバイク未経験者を「こちら側」へと誘う水先案内人としても重要な役割を果たしてきた。しかし、パンデミックの影響によって大幅な値上げを余儀なくされ、昨年は売り上げが激減してしまう。そんな中、今年の9月に史上最大の変化を迫られた5代目エスケープが登場した。ジャイアントの大黒柱として、そしてスポーツバイクの世界への扉として、エスケープはどうあるべきなのか――。開発者インタビューの前編では、ジャイアント・ジャパンの斎藤朋寛さんにエスケープの歴史と功績をお聞きしながら、この重要モデルの背景に迫る。
2023.11.20
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GIANT TCX|シクロクロスバイクの王道に舌を巻く
La routeの制作メンバー&関係者が気になる or 自腹で買ったアイテムをレビューする「LR Pick up」。第9回目は自身もシクロクロスの「C1」で走るジャーナリストの小俣雄風太が、昨シーズンからメインバイクに選んだGIANTのTCXをピックアップ。シクロクロスレースからロードタイヤを履かせたライドまで幅広いフィールドでテストした。
2022.04.27
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YONEX CARBONEX SLD 開発譚(前編)| 数値化できない性能を求めて
2022年の末、日本のスポーツ用品メーカーであるヨネックスが、新型のカーボンフレーム「カーボネックスSLD」を発表した。コンセプトは次世代の軽量ディスクロード。540gというフレーム重量にも度肝を抜かれたが、走りも驚くべきものだった。箱根の登坂をXSサイズのカーボネックスSLDと共にした安井は、「完成の域に達したリムブレーキ車に近い性能と乗り味」と評した。なぜカーボネックスSLDはここまで軽くなり、こんな走りをするのか。ヨネックスの新潟工場に赴き、カーボネックスSLDが生まれた背景に迫る。前編では、技術開発第一部の古山少太さん、川上清高さん、綾野陽仁さんの3名に開発秘話を聞いた。
2023.06.12
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パナレーサー・アジリスト開発譚|タイヤに織り込むべきもの
アジリスト全モデルに試乗し、パナレーサー本社でタイヤについて勉強し、工場で製造工程を見たあと、さらにアジリストの開発ストーリーをお聞きしようと思ったのは、タイヤに関する見識に奥行きを与えるためだ。従来のレースシリーズから大きく変化したアジリスト。コンセプトの変更、目標性能の設定、構造の見直し、試験、味付け、煮詰め作業は、どのように行われたのか。アジリストの開発を主導した4人のキーマンに、タイヤ開発の長い道のりを聞く。
2022.07.11
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GIANT PROPEL ADVANCED PRO 0試乗記|巨人の挑戦とその結末
トレック・マドン、サーヴェロ・S5、スコット・フォイル、ビアンキのオルトレRC……主要メーカーがエアロロードを刷新した2022年、本命と目されているのがジャイアントの新型プロペルである。今作で3代目となる世界最大のスポーツバイクメーカーのエアロロードは、いかなる出来なのか。ポジションの関係でトップモデルのアドバンスドSLには試乗できなかったが、弟分であるアドバンスドプロに乗り、安井行生がジャイアントの開発姿勢を考えた。La route初のジャイアント試乗記ということで、大いに期待していたのだが……。
2022.12.05
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KHODAABLOOM STRAUSS PRO RACE2試乗記・開発者インタビュー|ゴールまで、残り42km
ここ数年はずいぶんと積極的に動いているホダカのオリジナルブランド、コーダーブルーム。今春、La routeがホダカのキーマン2人にインタビューを行って記事化した際には、「日本ブランドとして海外ブランドにも負けない価格帯にチャレンジしていく」「目標は彼らと同レベルの戦いに踏み込んでいくこと」という発言が飛び出した。インタビューから数カ月、その“チャレンジ”、“目標”が具現化したようなニューモデル、ストラウス プロ レース2が発表された。果たしてその実力は如何に。試乗&開発者インタビューを通して、コーダ―ブルームの真価に迫る。
2023.10.09
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ジャパンブランド「ホダカ」を知る(前編)|自らの足で、立つと決めた日
普段生活していて、この会社の自転車を見ない日はないといっていい。ホダカ株式会社。「マルキン」ブランドの軽快車をはじめ、「コーダーブルーム」や「ネスト」といったスポーツバイクブランドを擁しているドメスティックブランドで、海外メーカーが隆盛なスポーツバイク業界では貴重な存在である。しかし私たち含めスポーツ自転車愛好家の多くは、その実態をほとんど知らない。今回はそんなホダカが一体どんな会社なのかを探るべく、インタビューを敢行。La routeチームは高揚感と緊張を胸に、越谷市にあるホダカ本社に向かい、代表取締役の堀田宗男さんと企画開発部部長の雀部庄司さんのお二人にお話を伺った。
2023.05.22
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ジャパンブランド「ホダカ」を知る(後編)|日本のトップランナーへ
普段生活していて、この会社の自転車を見ない日はないといっていい。ホダカ株式会社。「マルキン」ブランドの軽快車をはじめ、「コーダーブルーム」や「ネスト」といったスポーツバイクブランドを擁しているドメスティックブランドで、海外メーカーが隆盛なスポーツバイク業界では貴重な存在である。しかし私たち含めスポーツ自転車愛好家の多くは、その実態をほとんど知らない。今回はそんなホダカが一体どんな会社なのかを探るべく、インタビューを敢行。後編では、軽快車メーカーからスポーツバイクブランドとして認められていく紆余曲折を、代表取締役の堀田宗男さんと企画開発部部長の雀部庄司さんに振り返ってもらった。
2023.05.22
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CAMPAGNOLO SUPER RECORD WIRELESS試乗記・担当者インタビュー|悲しい変化と前進する意思
ワイヤレス変速が当たり前になりつつあるロードコンポの世界。日本のロードバイク市場でカンパニョーロの存在感が徐々に低下しているなか、新型となるスーパーレコード ワイヤレスが発表された。変速段数は12速のままだったが、商品名の通り完全無線変速となり、時流に追い付いた。しかし、歴代カンパニョーロの最大の美点であった親指レバーが姿を消すという大変更も行われていた。その親指レバーによる独特のシフトフィールに惚れ込んでいたジャーナリストの安井が、日直商会にて行われた新型スーパーレコードの技術説明会に参加。サービスセンター・マネージャー、伊澤一嘉さんへの一問一答と短時間の試乗を通して、新型スーパーレコードの存在意義を考えた。
2024.02.05
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ANCHOR RP9開発憚|背景にある愛情と狂気
コロナの影響でなかなか実現しなかったアンカー・RP9開発者インタビューが、やっと叶った。日本のメーカーだから、近くて簡単に取材できるから、なんていう消極的な理由ではない。RP9を見て、乗って、考えた結果、これはなにがなんでも開発者に話を聞かねば、と強く思ったのだ。あの走りは意図されたものなのか。もしそうなら、どうやって実現したのか。ブリヂストンサイクル上尾工場内のカーボンラボにて、RP9の秘密に触れた。
2021.11.22
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ANCHOR・RP9試乗記| そこに“なにか”はあるか
やっと出てきた。アンカー初のエアロロード、そしてアンカー初のハイエンドディスクロードでもあるRP9。さらに、デュラエース完成車約120万円、フレーム価格約50万円という高価格帯への参入。アンカーにとって初めて尽くしの意欲作でもある。ライバルメーカーに対する遅れを取り戻せるか。競合ひしめくハイエンド市場で存在感を示せるか。オリンピックの興奮冷めやらぬ2021年9月の東京で、安井がRP9に乗り、真面目に考えた。
2021.09.27
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GHISALLO GE-110エンデュランスロード試乗記・開発者インタビュー|日本の道を見据えて
バイクパッキングでのロングライドを想定しつつ、速さも諦めない。そんなコンセプトのエンデュランスロードがフカヤのオリジナルブランド、ギザロから登場し話題を呼んだ。カーボンハンドル、カーボンステム、カーボンシートポスト込みで20万円台中盤という、この時代にあって良心的な価格も耳目を集める。そんなGE-110エンデュランスロードに試乗した安井は、バランスのとれた性能に加え、かつてのギザロとはかけ離れたブランドイメージを確立していることにも驚いた。GE-110誕生のキーマンへのインタビューを通し、問屋による日本人のためのロードバイクを考えた。
2023.07.31
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グロータック・EQUALキャリパー試乗|機械式ディスクブレーキの可能性(前編)
安物、低グレード、効かない、レバーの引きが重い。ケーブルでパッドをローターに押し付ける機械式ディスクブレーキキャリパーに抱くイメージとは、まぁそんなところだろう。だから現在のロード界では、ディスクロード≒油圧である。しかし常に予想の斜め上を行くグロータックから、”本気の機械式ディスクブレーキキャリパー”が発売された。シマノのST-R8020の重さに嫌気がさしていた編集長の安井が、自腹で購入し、使ってみた。その実力や如何に。
2021.06.07
technology
グロータック・EQUALキャリパー開発譚|機械式ディスクブレーキの可能性(後編)
「ディスクブレーキ≒油圧」という等式が成り立っている現在のロード界。しかし、“本気の機械式ディスクブレーキキャリパー”を発売したグロータックが、そこに一石を投じた。そのEQUAL機械式ディスクブレーキキャリパーを自腹購入した安井が、改めて機械式ディスクブレーキの可能性を探る。後編では、グロータック代表、木村将行氏に「油圧に負けない機械式ディスクブレーキキャリパー」の開発譚を聞く。
2021.06.14
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MAVIC COSMIC SLR45/SL45試乗記 時代の終わりか、それともはじまりか
経営母体の交代。R-SYS、ジクラルスポーク、エグザリットリムの消滅を伴うラインナップ一新。ツール・ド・フランスニュートラルサービスからの撤退――。いちユーザーからすれば混迷を極めていると思えなくもないマヴィックだが、果たして注目の新作、コスミックSLR45とSL45の実力やいかに。同モデルを編集長の安井が試乗した。
2021.02.08
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YONEX CARBONEX SLD 開発譚(後編)| カーボンフレームが生まれる瞬間
ミリ単位で積層設計を行い、グラム単位で軽量化をし、フレームの中に織り込まれたった数本の糸が乗り味を左右するという、緻密の極致のようなレベルで設計されたカーボネックスSLD。当然、大雑把にプリプレグを貼ってみたり、塗料を大量に吹き付けたりしたら、開発者の苦労が全てパーである。開発譚をお聞きした後は、ヨネックス新潟工場でカーボネックスSLDの製造工程を見学させていただき、プリプレグの貼り付け、金型での加熱と加圧、こだわりの塗装法などを写真に収め、レポートと共に多数掲載した。世界最軽量級のカーボンフレームが生まれる瞬間を、じっくりとご覧いただきたい。
2023.06.19
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乗鞍を再発見する私的自転車小旅行|冷泉小屋での白昼夢
岐阜県と長野県の県境にある乗鞍。登山、スキー、温泉などの山岳観光地として知られるが、自転車乗りにとっては「ヒルクライムの聖地」である。1986年からはヒルクライム大会が開催され、多くのクライマーが頂上に向けてペダルを踏む。そんな乗鞍の中腹にぽつんと建っている古ぼけた山小屋、冷泉小屋。16年間閉鎖されていたが、今年リニューアルし営業を再開した。かつてはタイムを縮めるために毎年通っていた安井行生が、数年ぶりに乗鞍を訪れ、冷泉小屋に宿泊。かつての安井にとっては“力試しの場”でしかなかった乗鞍は、今、彼に何を語るのか。
2022.10.03
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ANCHOR RL8D試乗記│“売れる自転車”と“いい自転車”
エアロロードが必修科目になり、ディスクロード一色になった現在のロードバイク界。しかしアンカーはエアロロードを持っていない。ディスクロードも1車種しかラインナップしていない。おい大丈夫なのかアンカー。推進力最大化とか言ってる場合か。そう思っていた人も多いだろうが、ここでやっとRL8のディスクブレーキ版RL8Dが追加された。開発陣へのインタビューを交えながら、RL8Dという自転車の価値と、アンカーというメーカーのこれからを考えた。
2021.04.19