オークリーはどんなブランド?

1975年、モトクロス用のハンドルグリップメーカーとしてジム・ジャナードが創業。水分を吸収することでグリップが増すUnobtainium(アンオブタニウム)という素材を使用したオークリーのハンドグリップは、多くのライダー達から好評を得る。その後、84年に「アイシェード」を発売しアイウエア業界へ参入。高機能レンズと近未来的な形状でアイウエアメーカーとして不動の地位を築く。本社はカリフォルニア州にある。

スートロSはどんな商品?

かつてスポーツ用アイウエアといえば吊り目の攻撃的なデザインのものが大半だった。しかしここ数年は、ティアドロップサングラスをスポーティーにしたような垂れ目状のビッグレンズが市場を席捲している。
その心はあからさまなレトロスペクティブであり、オークリーもコリドー、バクスター、ハイドロなど、かつての名作のリメイク的なデザインのモデルを多数発売。スートロシリーズもその一族といっていい。

スートロの発売は2019年。「都会に住むサイクリストの日常」を想定したモデルだという。懐古的なデザインの源流は、オークリー初のアイウエア、アイシェードだろう。基本モデルのスートロに加え、ハーフリムのスートロライト、レンズを上下方向に拡大したスートロライトスイープなどの派生モデルが用意される。

ここに取り上げるスートロSはスートロを小型化したモデルで、各モデルにフレームとレンズのカラーバリエーションが豊富に用意されている。フレームとレンズとアイコンのカラーを自由に組み合わせることができるカスタムオーダーも可能で、限定カラーやアスリートのシグネチャーモデルも多数発売。気に入ったモデルはつい色違いで揃えたくなる、オークリーお馴染みの抜け目のない商品展開である。

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