凸凹モーニングライド
この記事でもお伝えしていますが、栗山が自転車で台湾一周をしました。無事に帰国したようですが、インスタグラムのストーリーやツイッターを見ていると、まぁ楽しそうなこと。
栗山だけずるい!
というわけで、先週金曜、高山と2人でモーニングライドに行くことに。
朝、高山が安井の自宅にクルマを停めて、春の陽気のなかライドスタート。
長身の高山はディスクブレーキのスコットで。
小柄な安井はリムブレーキのタイムで。
実はこの凸凹の2人だけで走りに行くのは初めて。
今日は安井の定番練習コースを案内します。
アップがてら40分ほどかけて東京~神奈川の雑踏を抜けると、相模川。
昭和橋でその山中湖から流れてきた大きな川を渡ると、一気に交通量が少なくなり、走りやすくなります。
僕がいつも楽しみにしているのが、愛川町の箕輪耕地。水道坂から田園風景が望める場所です。それまで普通の市街地だったのに、坂を下り始めると目の前がパッと開けて、突然この景色。
突然日本昔ばなしの世界に放り込まれたような、不思議な感覚。いつもはサドルの上で景色を楽しみながら一気にこの坂を下るのですが、今日は高山と一緒なので、ここでストップし、撮影タイム。
せっかくだから、とバイクを2台並べて撮影する高山を……。
後ろから撮る安井。
田んぼの中の農道で、中津川の近くまで行ってみる高山。
いつもはこの先にあるセブンでトイレを済ませて補給食を買い、養鶏場の先にある三増合戦場碑の休憩所で食べるので、その安井のルーティーンを高山にもトレースしてもらいます。
1569年10月8日、武田信玄と北条氏康の軍が激突した三増峠の戦い。戦国時代最大規模と言われる山岳戦が繰り広げられたのが、この三増合戦場。こんな長閑な場所で双方合わせて50,000人以上が戦い、約4,000人が亡くなったとは思えません。
そんなことを考えながら腹ごしらえをして、半原越へ。本格的な自転車歴は2年ほどの高山、元々エンデュランス能力が高いらしく、そこそこの強度で踏んでいてもしっかり付いてきます。楽すぎもせず、苦しすぎもしないという、ちょうどいいペースで半原越を制覇。このとき2人とも花粉症で目がしょぼしょぼになっており、写真はなし。
同じ道で帰るのはつまらないので、津久井湖のほうを回ることにします。半原越の前に補給したばかりですが、せっかく高山と一緒なので、オギノパンに寄ってみます。
道志みち、宮ケ瀬湖、ヤビツ峠、半原越、大垂水峠などの走りやすいコースに近いこともあり、自転車乗り、オートバイ乗りの間でいつしか有名になった工場併設のパン屋さん。もちろん存在は知ってましたが、僕も立ち寄るのは初めて。
サイクルラックにバイクを引っ掛け、各々気になったパンを数個買い、お店の前にある自販機でコーヒーを調達し、テラスでオギノパンデビュー。美味い。
その後は走りやすい幹線道路で一気に安井家へ帰着。いつもは強度高めでガッと走ってバーッと帰ってくる60km強、1000mアップほどのコースですが、今回は高山が一緒なので、おしゃべりしつつ、寄り道しつつ、買い食いしつつ。いつもより負荷は低めでしたが、いつもよりちょっと心が豊かになった、初春のモーニングライドでした。ちなみに高山に安井の自転車部屋を見せたらドン引きされました。
(安井)
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