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baru×安井の105ホイール2種比較試乗 |覇権奪取の切り札?
ついに電動化され、公開時にはSNSでトレンド入りするほどの注目を集めたシマノの新コンポーネント「105」。今回は同じタイミングで発表された、105グレードのディスク用カーボンホイール「WH-RS710」を取り上げる。12万円台という価格が目を引くが、直近の上位モデルであるアルテホイール(WH-R8170系)との差は3万円程度。WH-RS710そのものの出来はもちろん、この2種の性能差や棲み分けも気になるところ。そこで前回のアルテホイールの比較試乗に続き、再び人気ブログ「東京⇔大阪キャノンボール研究」管理人のbaruさんと編集長の安井行生のコンビで、32mmと46mmというハイト違いのWH-RS710を試乗。WH-RS710の率直な印象やアルテホイールとの差異、そしてデュラ・アルテ・105と3種のカーボンホイールを揃えたシマノによる、ホイール覇権奪取の可能性まで、ふたりが語った対談の模様をお届けする。
2022.09.19
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La routeに新型アルテがやってきた(前編)
R9200系デュラエースと同時に発表されたR8100系アルテグラ。デュラの衝撃に隠れてしまった感もあったが、セミワイヤレス化、12速化、ローターの音鳴り解消など、デュラエース同様の進化を遂げた。シマノから新型アルテグラ一式をお借りしたLa routeは、なるしまフレンドの小畑 郁メカニックに組付けをお願いし、小畑×安井の対談で整備性、使用感、性能、その存在意義まで、多角的に新型アルテグラを検分する。デュラ同様に大幅な値上げをしたアルテグラに、その価値はあるのか。
2022.01.10
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ついに舞い降りた新型デュラエース。 その全貌を解き明かす(技術編)
R9100系から5年。遂に新型となるR9200系デュラエースがデビューする。12速化やワイヤレス変速といった機構で他社に先行されている今、シマノはデュラエースをどのように進化させたのか。8月中旬、和歌山の某所で行われた新型デュラエースのメディア向け発表会に編集長の安井行生が参加。前編ではシマノとの一問一答を通し新型デュラエースの設計意図を紐解き、後編では新型デュラエース搭載車を乗り込み、忌憚なき評価を下す。
2021.09.01
interview
シマノ自転車博物館訪問記│限りなく自由な乗り物
2022年3月にオープンしたシマノ自転車博物館。「ここへ来れば、だれもが自転車に乗りたくなる」をコンセプトに、以前の「自転車博物館サイクルセンター」から展示規模を拡大し、多くの人に開かれたミュージアムへと生まれ変わった。そんなすべてが一新されたシマノ自転車博物館を、博物館の参与を務める神保正彦さんに案内していただいた。驚きと発見が連続する展示とドラマチックな演出。それらを存分に楽しみながらあらためて気づかされたのは、自転車のプリミティブな本質だった。記事内ではシマノ自転車博物館の館内紹介に加え、神保正彦さんと事務局長を務める長谷部雅幸さんのインタビューもあわせてお届けする。
2022.06.20
column
挑戦者、シマノ(Vol.01)
1921年に創業したシマノ。スポーツ自転車向けパーツシェアが8割を超えていることからも、シマノが自転車業界の中心的存在であることに異を唱える者はいないだろう。しかし、そんな自転車界の王者とも言うべきシマノにも挑戦者だった時代が、確かにあった。100周年という節目の年に、スポーツジャーナリストとして多方面で活躍する山口和幸が、シマノが挑戦者として歩んできたこれまでの軌跡を複数回にわたって辿る。第1回はエアロダイナミクスを追求したaxや社内に巨大な風洞実験室をつくるなど、機能路線を牽引した島野敬三にスポットをあてる。
2021.12.20
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SHIMANO WH-R8170-C36|出木杉君は嫌われる?
La routeの制作メンバーが気になるor自腹で買ったアイテムをレビュー、100点満点で評価を下す連載「LR Pick up」。第4回は、多くのロード乗りが熱い視線を送っているであろう新型アルテグラのホイール、WH-R8170。最もローハイトなC36を、手組みからライトウェイトまであらゆるホイールに乗ってきた編集長の安井が試す。アルテグラ初のカーボンホイール、しかも15万円強という低価格。その出来は如何に。
2022.02.10
interview
パナレーサー・グラベルキング開発譚│北米を席捲したメイド・イン・ジャパン
国内外でトップシェアを誇るグラベル用タイヤ、パナレーサーのグラベルキング。アメリカ主導のムーブメントにおいて、なぜ日本メーカーのタイヤが覇権を握ったのか。それまでマーケットが存在しなかった「グラベル」というカテゴリの商品を、いかにして作り、いかにして定番化させたのか。前半は、海外事業課の岡田雅人さんにグラベルキング誕生のきっかけを聞く。後半では、技術部技術・開発グループの久利隆治さんと佐藤優人さん、マーケティンググループの三上勇輝さんにグラベルキングの開発ストーリーを尋ねる。近年稀にみる、王の誕生の物語。
2022.08.22
technology
La route自転車研究所 其の四│自転車用タイヤのイロハ(後編)
自転車にまつわる様々な物事を深掘りする連載「La route自転車研究所」。第四回のテーマは「タイヤ」だ。加速、旋回、制動、自転車の全ての運動を司るタイヤ。特にロードバイク用のそれは、チューブレス化とワイド化が急激に進み、激動の真っただ中にある。後編では、アジリストとグラベルキングで話題沸騰のパナレーサーに、「転がり抵抗の発生原因」「よく進むタイヤと進まないタイヤの違い」「タイヤのサイズとリム幅との関係」「ロードバイク用タイヤの構造」などを聞く。
2022.06.14
technology
La route自転車研究所 其の四│自転車用タイヤのイロハ(前編)
自転車にまつわる様々な物事を深掘りする連載「La route自転車研究所」。第四回のテーマは「タイヤ」だ。加速、旋回、制動、自転車の全ての運動を司るタイヤ。チューブレス化とワイド化が急激に進み、激動の真っただ中にあるタイヤ。「なぜ自転車は曲がるのか」「グリップ“感”とは何か」「転がり抵抗とは」「ロードインフォメーションとは」―― そんな素朴な疑問に今、改めて真正面からぶつかってみる。取材先は、アジリストとグラベルキングで話題沸騰のパナレーサー。兵庫県丹波市にある本社に訪問し、技術部技術開発グループ久利隆治さん、佐藤優人さん、マーケティンググループ高橋 諭さん、三上勇輝さんの4名に4時間にわたってお話を伺った。
2022.06.13
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Panaracer AGILEST 試乗記| 世界との乖離を埋めるため
ここまで話題になったタイヤは近年珍しいかもしれない。パナレーサーの新作、アジリスト。これまでパナレーサーのレースシリーズは、強烈なグリップや独自の味付けがレーサー達に支持されていたものの、その方向性は世界の潮流とやや乖離するものだった。トレンドをがっちり掴んだグラベルキングとは、あまりに対照的。このままではロードタイヤカテゴリで孤立してしまうのでは……。そんな心配すらしていたときにデビューしたアジリストは、どんなタイヤに仕上がっているのか。全ラインナップを一気乗りした安井のレビュー。
2022.04.11
technology
La route自転車研究所 其の一 最重要部品、ボルトを理解する(前編)
コンポーネントやハンドルやシートポストなどのパーツをフレームに固定しているのは、全て小さなボルトである。自転車はボルトによって組み立てられているのだ。しかしある日、はたと気付く。自転車に欠かせないボルトについて、僕らはなにも知らない。素材は? 強度は? 締め付けトルクは? 作り方は? チタンボルトに交換する意味は? 自転車用チタンボルトでも有名な興津螺旋でその全てを聞いてきた。自転車を自転車たらしめる縁の下の力持ち、ボルトに焦点を当てる。
2020.12.07
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La route自転車研究所 其の二 コンポメーカー各社の設計思想(前編)
自転車にまつわる様々な物事を深掘りする連載「La route自転車研究所」。第二回のテーマは「コンポメーカーの設計思想」。グロータックの木村将行さんと杉山健司さんに協力していただき、カンパニョーロ、シマノ、スラムという3社の機械式シフトレバーの設計を徹底分析。なぜカンパだけ多段シフトが可能なのか。シマノが目指す理想の変速機とは。スラムはなぜここまで軽くできたのか――。性能や使い心地、スペックの違いの理由を探る。
2021.03.22
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La route自転車研究所 其の三│ 薄くて深い「表面処理」の世界(前編)
水中プラズマにより金属表面に微細構造を有するセラミックス結晶性皮膜を形成し……。ダイヤモンドと黒鉛の物性を併せ持つ非晶質の硬質炭素膜を各種基材表面に被せ……。まったく表面処理ほど分かりにくい技術もない。なにせミクロンレベルの世界。目に見える違いは色や質感のみであり、構造を視覚的に理解できないからだ。La route自転車研究所では、そんな自転車乗りにとって身近ながらも遠い存在の「表面処理」を理解するため、独自のめっき技術を有する千代田第一工業に話を聞いた。アルマイトって、金属の表面に六角柱がニョキニョキ生えてくるんですよ。知ってました?
2021.04.26
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リムハイトと重量に関する3つの実験│ホイール沼から脱出する方法は?
パーツメーカーのグロータックが、リムハイト別に5種類のカーボンホイールのプロトタイプを作ったという。「せっかくなのでLa routeで乗り比べやりません?」とグロータック代表の木村将行さんから連絡をもらったことから始まった「ラルート調べ隊」の第2回。「リムハイトを変えたら性能はどう変わるのか?」「外周部重量は性能にどれほど影響するのか?」「トータル重量で性能は決まるのか?」という3つの実験を通して、ホイール沼からの脱出を図ろうとしたのだが……。
2022.05.23
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BBでフレームの剛性感は変わるのか
近年主流になっているプレスフィットBB。フレームとクランクの間でじっと負荷に耐えている存在。その素材や構造の違いがペダリングフィールに影響を与えているのではないか。4タイプのBBを集めて考察を行った。
2020.04.24
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パールイズミ・スピードプリントシリーズ評論|空気抵抗軽減ウエアは、体感できるのか
自転車のエアロ化には懐疑的だった。しかしCFDと風洞実験を駆使した昨今のエアロ系機材は明らかに速く、その空力性能は認めざるを得ない。ではウエアはどうだろう。バイク2割、人間8割と言われる自転車の空気抵抗。その8割を減らしたほうが手っ取り早いが、体の形は変えられない。ならば― と考えたのかどうかは知らないが、パールイズミが生地に凹凸を刻んだ空気抵抗軽減ウエアを発売した。その効果は体感できるのか。ジャージ、ビブパンツ、ソックスのフルセットを購入して試した。
2021.05.24
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チューボリートと太幅タイヤのマリアージュ
La routeアドバイザーの吉本と打ち合わせをしていたとき。カフェの窓から街路樹に括り付けられた彼のトップストーンを見ると、リムからオレンジのバルブが覗いていた。「チューボリート使ってるんですか」「乗り味はちょっとパリパリしますが、太いタイヤと組み合わせるといいんですよ……」。そんな雑談から生まれた今記事。なぜチューボリートは太いタイヤとの相性がいいのか。タイヤの専門家の話も交えつつ、吉本がチューボリート×太幅タイヤについて語る。
2020.11.30
column
メカニック小畑 の言いたい放題(Vol.3) 今、最も優れているタイヤシステムは?
なるしまフレンドのメカニック小畑 郁が、編集長の安井とともに自転車業界のアレコレを本音で語る連載対談企画。定番のクリンチャー、人気のチューブレス/チューブレスレディ、話題のフックレス、そして古のチューブラー。どのホイール/タイヤシステムが優れているのか。フックレスは普及するのか。第3回目は、性能、脱着性、汎用性、ユーザビリティを含め、様々な角度からホイール/タイヤシステムを考える。
2021.03.08