technology
La route自転車研究所 其の二 コンポメーカー各社の設計思想(前編)
自転車にまつわる様々な物事を深掘りする連載「La route自転車研究所」。第二回のテーマは「コンポメーカーの設計思想」。グロータックの木村将行さんと杉山健司さんに協力していただき、カンパニョーロ、シマノ、スラムという3社の機械式シフトレバーの設計を徹底分析。なぜカンパだけ多段シフトが可能なのか。シマノが目指す理想の変速機とは。スラムはなぜここまで軽くできたのか――。性能や使い心地、スペックの違いの理由を探る。
2021.03.22
impression
グロータック・EQUALキャリパー試乗|機械式ディスクブレーキの可能性(前編)
安物、低グレード、効かない、レバーの引きが重い。ケーブルでパッドをローターに押し付ける機械式ディスクブレーキキャリパーに抱くイメージとは、まぁそんなところだろう。だから現在のロード界では、ディスクロード≒油圧である。しかし常に予想の斜め上を行くグロータックから、”本気の機械式ディスクブレーキキャリパー”が発売された。シマノのST-R8020の重さに嫌気がさしていた編集長の安井が、自腹で購入し、使ってみた。その実力や如何に。
2021.06.07
interview
スポーツ自転車ショップのこれからを考える(前編)
海外通販の普及、コンセプトストアの台頭、コロナ禍といった社会情勢、そしてユーザーの趣味趣向が目まぐるしく移り変わりつつあるなかで、スポーツ自転車ショップも変化を求められている。そこで今回は、「なるしまフレンド」「サイクルキューブ」「スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ」「フォーチュンバイク」という方向性の異なる4ショップの代表に集まっていただき座談会を実施。自転車業界の現状を見つめ直すとともに、スポーツ自転車ショップのこれからについて語り合った。
2021.01.11
interview
與那嶺恵理の現在地
女子プロロードレーサー、與那嶺恵理。日本国内で活躍後、2016年にアメリカのチームと契約し、その後フランスの名門チームにも所属。現在は、来期ワールドツアーチームに昇格する「ティブコ・シリコンバレーバンク」で、日本人の女子選手として唯一、ヨーロッパのトップカテゴリーで走る選手だ。「Just a bike race。誰かに言われて走るんじゃなく、自分がここでレースをしたいから走る――」。自身にとってのロードレースをそう評した與那嶺。彼女へのインタビューをもとに東京五輪を振り返りながら、日本のロードレース界を、そして與那嶺恵理の現在地を、La routeでおなじみの小俣雄風太が探る。
2021.09.06
column
ラルート調べ隊/タマサイのふしぎ編 │入り乱れる交通ルール。足並みがそろわないのはなぜ?
自転車に乗っているといろんな場面で、「なんで?」と感じることはないでしょうか。新連載「ラルート調べ隊」では、サイクリストの皆さんがふと抱く、でもスルーしがちな素朴な疑問や謎を解き明かします。記念すべき第1回は自転車好きライター石井 良が、全国的にも名高く“自身の庭”ともいうべき「タマサイ」にまつわるふしぎに迫る…!
2021.06.25
interview
変わりゆくプロトン、変わらない別府史之
別府史之、38歳。職業、ロードレーサー。日本人初となるツール・ド・フランス完走者のひとりであり、高校卒業後から現在に至るまで、数えきれないほどの功績を日本ロードレース界にもたらしてきた人物だ。今回のインタビューは、フランスに拠を構えている別府が帰国するという話を聞きつけ急遽実施。インタビュアーは、別府史之を古くから知る小俣雄風太が務める。
2021.06.21
interview
夢の続きを
2021年1月23日。女子プロロードレーサー、萩原麻由子のSNS上で突如として発表された引退の二文字。ジャパンカップで9連覇中の沖 美穂を阻んでの優勝、カタール・ドーハで開催されたアジア自転車競技選手権大会での日本人女子初優勝、ジロ・ローザでの日本人女子初のステージ優勝――。これまで数々の栄冠を手にしてきた萩原は、何を思い、引退を決意したのか。栄光と挫折。挑戦と苦悩。萩原麻由子の素顔に迫る。
2021.02.22
interview
冷静と情熱の間に――。高岡亮寛の自転車人生(前編)
U23世界選手権出場者、外資系金融機関のエリートサラリーマン、「Roppongi Express」のリーダーでありツール・ド・おきなわの覇者、そしてついには東京の目黒通り沿いに「RX BIKE」のオーナーに――。傍から見れば謎に包まれた人生を送る高岡亮寛さんは、一体何を目指し、どこへ向かっていくのだろうか。青年時代から親交のあるLa routeアドバイザーの吉本 司が、彼の自転車人生に迫る。
2020.05.30
column
タイムに願いを
ある日、ひょっこり安井の手元にやってきた2017モデルのタイム・サイロン。それを走らせながら、色んなことを考えた。その走りについて。タイムの個性と製品哲学について。そして、タイムのこれからについて―。これは評論ではない。タイムを愛する男が、サイロンと過ごした数か月間を記した散文である。
2020.04.24
interview
今までこの世になかったものを。スージーステム開発ストーリー(前編)
77度という絶妙な角度。35mmという狭いコラムクランプ幅。7.5mmオフセットしたハンドルセンター。今までなかったフォルムを持つスージーステムは、誰がどのようにして生み出したのか。開発者本人へのインタビューを通して、ステムといういち部品の立案から世に出るまでのストーリーをお届けする。
2020.09.14
interview
自転車メディアは死んだのか(前編)
『サイクルスポーツ』と『バイシクルクラブ』という、日本を代表する自転車雑誌2誌の編集長経験がある岩田淳雄さん(現バイシクルクラブ編集長)と、La routeメンバー3人による座談会。雑誌とは、メディアの役割とは、ジャーナリズムとは――。違った立ち位置にいる4名が、それぞれの視点で自転車メディアについて語る。
2020.06.29
column
メカニック小畑 の言いたい放題(Vol.1) ロードバイクにディスクブレーキは必要か?
なるしまフレンドの名メカニックにして、国内最高峰のJプロツアーに参戦する小畑 郁さん。なるしまフレンドの店頭で、レース集団の中で、日本のスポーツバイクシーンを見続けてきた小畑さんは、今どんなことを考えているのか。小畑×安井の対談でお届けする連載企画「メカニック小畑の言いたい放題」。第1回のテーマはディスクロード。リムブレーキとの性能差、構造上の問題点などを、メカニック目線&選手目線で包み隠さずお伝えする。
2020.11.23
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異端か、正統か(SPECIALIZED AETHOS 評論/番外編)
設計や性能だけでなく、コンセプトや立ち姿も含めて、もう一歩スペシャライズドのエートスというバイクの存在意義に踏み込みたい。エートス評論企画番外編では、編集長の安井とマーケティングやブランディング方面にも一家言あるアドバイザーの吉本の対談をお届けする。
2020.10.30