SPECIALIZED AETHOS

10月9日(金)についにスペシャライズドの軽量ロード「エイトス」(スぺルはAETHOS)が発表され話題になっていますね。コンセプトは「BRAKE THE RULES」。ルールをぶち破れ、既成概念にとらわれるなとかといったニュアンスですね。

La routeでも記事を作成するために早速試乗車をお借りしたのですが…ここのところカムテール、翼断面ハンドル、尖った形のシートポスト、コンパクトなリア三角といった「天丼の具材全部載せ」みたいなハイエンド機ばかりみていることもあってか、届いた瞬間「あれ?」という印象。

何世代も前に戻った感じというか、具の何も乗っていないぶっかけうどんというか。現在のハイエンド機がバブル期のジュリアナにいたお姉ちゃんなら、エイトスは透明感のある深津絵里みたいな存在…? などなど、まだ乗ってもいないのにアドバイザーの吉本さんとそんな話で盛り上がってしまいました。それぐらい想像力をかきたてられるバイクなんです。いやほんと。

エートスの開発者は、あのピーター・デンクさん。これまでスコットのADDICTやキャノンデールのSUPERSIX EVOなどを手掛けてきた名エンジニアで、色々と調べたら今はメーカー所属ではなく、ドイツで「Denk Engineering」という会社を興したようす。いま、ピーター・デンクさんにインタビューできないか交渉中なんですが…ぜひ実現させたいですね。ちなみにこちらで彼がこれまで手掛けた作品が見られるので是非ご覧になってみください。

お借りした試乗車のサイズは49と56の2つで、おなじみの安井+吉本のYYコンビ(勝手に命名)による記事をお届けします。インプレッションはもちろんですが、このエートスがスポーツ自転車界においてどんな立ち位置でどんな意味をもたらすのか、そういった考察もお届けしたいと思います。

(栗山晃靖)

SPECIALIZED AETHOS