interview
カレドニアにまつわるエトセトラ(前編)
サイクルフォトグラファーの辻 啓と編集ライターの小俣雄風太。旧知の仲でもある二人だが、申し合わせるでもなく同じタイミングで、しかも同じカラーのバイクを購入するという偶然が起きた。バイクは舗装路から未舗装路まで幅広い走行シーンを想定した、サーヴェロのカレドニアー5。小俣氏に関してはLa routeでも購入記を綴ってもらったが、それにしてもなぜ2人は同じバイクを買ったのか?
共に「J SPORTS」や「GCN」で海外ロードレースの実況解説を担う両名が、いま海外で起きているレーストレンドを踏まえつつ、自分の理想のライドやカレドニアというバイクの魅力、ひいてはそれぞれのロードバイク観について行った対談を、前編と後編に分けてお届けする。
2022.04.04
column
辻 啓のSakaiからSekaiへ(Vol.01)| 人生を変えた、トスカーナの一本杉
自転車のまちとして知られる大阪府堺市で生まれ育ち、今やサイクルフォトグラファーとして世界を舞台に活躍する辻 啓。これまでも「ジロ・ディタリア」をはじめとする世界的なレースに幾度となく帯同し、写真を通じてロードレースの魅力を発表してきたが、そんな彼にとって、写真とは、自転車とは、ロードレースとは何なのか。辻 啓自身が本音で綴るフォト&エッセイ第1回は、“初期衝動だらけ”の青年時代を振り返る。
2021.05.17
column
辻 啓のSakaiからSekaiへ(Vol.02)| ロードレースを撮って、食べていくために
自転車の町として知られる大阪府堺市で生まれ育ち、今やサイクルフォトグラファーとして世界を舞台に活躍する辻 啓。これまでも写真を通じてロードレースの魅力を発表してきた彼にとって、写真とは、自転車とは、ロードレースとは何なのか。辻 啓自身が本音で綴るフォト&エッセイ第2回は、フリーランスのフォトグラファーという謎に満ちた仕事について。
2021.06.28
column
辻 啓のSakaiからSekaiへ(Vol.03)| ツールの裏側で繰り広げられる、もうひとつのレース
自転車の町として知られる大阪府堺市で生まれ育ち、サイクルフォトグラファーとして世界を舞台に活躍する辻 啓。これまでも写真を通じてロードレースの魅力を発表してきた彼にとって、写真とは、自転車とは、ロードレースとは何なのか。辻 啓自身が本音で綴るフォト&エッセイ第3回は、ツール・ド・フランスの現地から、写真撮影の裏側を詳細な解説とともにお届けする。
2021.07.12
column
辻 啓のSakaiからSekaiへ(Vol.04)| サイクルフォトグラファーであり続けるために
自転車の町として知られる大阪府堺市で生まれ育ち、サイクルフォトグラファーとして世界を舞台に活躍する辻 啓。これまでも写真を通じてロードレースの魅力を発表してきた彼にとって、写真とは、自転車とは、ロードレースとは何なのか。辻 啓自身が本音で綴るフォト&エッセイ第4回は、ツール・ド・フランスから帰国直後、オリンピックの興奮まっただなかの隔離期間中の自宅から、フォトグラファーの仕事のリアルをお届けする。「ロードレースを撮影しているフォトグラファーは淘汰される運命にあると思っている」と辻が語るその真意とは。
2021.08.09
column
Le Tour ensemble(Vol.01)|14年ぶりの再会
ツール・ド・フランスの熱い夏がはじまった。選手、機材メーカー、スポンサー、オーガーナイザー、メディア、観客——。今年もそうしたすべてを飲み込み、プロトンは進んでいく。「Le Tour ensemble」では、14年ぶりに現地に赴いたジャーナリストの小俣雄風太による、ツール・ド・フランスのリアルな現地レポートを複数回にわけてお届けする。記念すべき第1回は、ツール取材を思い立ったきっかけ、そして7月4日から石畳ステージとなった7月6日までの模様を現地からレポートする。
2022.07.07
column
Le Tour ensemble(Vol.02)|安全と幸せの尺度
ツール・ド・フランスの熱い夏がはじまった。選手、機材メーカー、スポンサー、オーガーナイザー、メディア、観客——。今年もそうしたすべてを飲み込み、プロトンは進んでいく。「Le Tour ensemble」では、14年ぶりに現地に赴いたジャーナリストの小俣雄風太による、ツール・ド・フランスのリアルな現地レポートを複数回にわけてお届けする。第2回は7月7日から休息日となった7月11日まで。日本で起こったあの事件や交通事情に至るまで、彼の地から日本に思いを馳せた。
2022.07.15
column
Le Tour ensemble(Vol.03)|沿道にある人生と文化
選手、機材メーカー、スポンサー、オーガーナイザー、メディア、観客——。2022年のツール・ド・フランスもそうしたすべてを飲み込み、プロトンは進んでいく。「Le Tour ensemble」では、14年ぶりに現地に赴いたジャーナリストの小俣雄風太による、ツール・ド・フランスのリアルな現地レポートを複数回にわけてお届けする。第3回は7月12日から休息日となった7月22日まで。レースが急展開を迎える中、体調不良になりながらも、写真のことや、ジャーナリストとしての在り方など、現地で見て、感じた様々な想いを綴る。
2022.07.24
column
Le Tour ensemble(Vol.04)|男子と女子のコントラスト
選手、機材メーカー、スポンサー、オーガーナイザー、観客、そしてメディア——。2022年のツール・ド・フランスもそうしたすべてを飲み込み、プロトンは進んでいく。「Le Tour ensemble」では、14年ぶりに現地に赴いたジャーナリストの小俣雄風太による、ツール・ド・フランスのリアルな現地レポートを複数回にわけてお届けする。第4回は7月23日から、7月27日まで。男子レースの最終ステージが終わるとともに、盟友であるサイクルフォトグラファー辻 啓が帰国。約30年ぶりの開催となるツール・ド・フランス・ファムを追いかける。
2022.07.31
column
Le Tour ensemble(最終回)|フランス社会に紡がれる記憶
選手、機材メーカー、スポンサー、オーガーナイザー、観客、そしてメディア——。2022年のツール・ド・フランスもそうしたすべてを飲み込みプロトンは進んでいく。そして、14年ぶりに現地に赴いたジャーナリストの小俣雄風太による、ツール・ド・フランスのリアルな現地レポート「Le Tour ensemble」もいよいよ最終回。7月28日からツール・ド・フランス・ファムの最終ステージとなる7月31日まで。4週間という膨大な時間をツールとともに過ごした小俣雄風太は、何を想い、何を感じたのか。
2022.08.08
interview
辻、栗山、安井がキッズバイクについて考える|こどもと、じてんしゃ
どうせすぐ乗れなくなるから。子供は荒っぽく扱うから。幼少期に乗る自転車、いわゆるキッズバイクは、そんな理由で軽視されがちである。そもそも数万円の使い捨てママチャリが蔓延するこの国で、高品質なキッズバイクを求める家庭は少なく、子供たちは自ずと安価で重いバイクで自転車人生をスタートさせることになる。しかし、子供時代に自転車でもっといい経験をしていれば、もっと軽やかにスムーズに走る自転車に乗っていれば、今の日本の自転車界はもう少し明るかったかもしれない。業界人として、サイクリストとして、父として、そんな状況を憂う3人、辻 啓・栗山晃靖・安井行生が、親としての自身の経験をもとに「子供と自転車」を考える。
2022.09.12