パールイズミ・スピードプリントシリーズ評論 空気抵抗軽減ウエア・・・・・・・・・は、体感できるのか 自転車のエアロ化には懐疑的だった。しかしCFDと風洞実験を駆使した昨今のエアロ系機材は明らかに速く、その空力性能は認めざるを得ない。ではウエアはどうだろう。バイク2割、人間8割と言われる自転車の空気抵抗。その8割を減らしたほうが手っ取り早いが、体の形は変えられない。ならば― と考えたのかどうかは知らないが、パールイズミが生地に凹凸を刻んだ空気抵抗軽減ウエアを発売した。その効果は体感できるのか。ジャージ、ビブパンツ、ソックスのフルセットを購入して試した。 2021.05.24 #PEARLIZUMI#WEAR#安井行生#高柳健
ANCHOR RL8D試乗記 “売れる自転車”と“いい自転車” エアロロードが必修科目になり、ディスクロード一色になった現在のロードバイク界。しかしアンカーはエアロロードを持っていない。ディスクロードも1車種しかラインナップしていない。おい大丈夫なのかアンカー。推進力最大化とか言ってる場合か。そう思っていた人も多いだろうが、ここでやっとRL8のディスクブレーキ版RL8Dが追加された。開発陣へのインタビューを交えながら、RL8Dという自転車の価値と、アンカーというメーカーのこれからを考えた。 2021.04.19 #ANCHOR#佐藤正巳#安井行生
新型ターマックの2グレードを比較試乗 S-Worksの意味とExpertの価値 高価格化が進むロードバイク。100万円オーバーが当たり前のハイエンドモデル達の競演もエンターテインメントとしては面白いが、現実離れした話になってしまうのも事実。今回は現実を見ることにする。トップモデルのS-ワークスターマックSL7と比較しながら、ターマックSL7エキスパートに試乗した。新型ターマックのサードグレード、その実力やいかに。 2021.04.05 #SPECIALIZED#佐藤正巳#安井行生
(CANYON AEROAD CF SLX 8試乗記) 倹約的かつ合理的な直販メーカーの執念 直販という販売方法とドイツ人ならではの質実剛健な作りで、瞬く間に世界のトップブランドへと上り詰めたドイツの自転車ブランド、キャニオン。日本でいちはやくキャニオンを手に入れ、これまで通算5台も自腹で購入するほどキャニオンに魅せられた自転車ジャーナリストの吉本 司が、自身のキャニオンへの想いとともに、新型エアロードCF SLX 8について綴る。 2021.03.01 #CANYON#吉本司#小野口健太
MAVIC COSMIC SLR45/SL45試乗記 時代の終わりか、それともはじまりか 経営母体の交代。R-SYS、ジクラルスポーク、エグザリットリムの消滅を伴うラインナップ一新。ツール・ド・フランスニュートラルサービスからの撤退――。いちユーザーからすれば混迷を極めていると思えなくもないマヴィックだが、果たして注目の新作、コスミックSLR45とSL45の実力やいかに。同モデルを編集長の安井が試乗した。 2021.02.08 #MAVIC#ホイール#安井行生#小野口健太
日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2021参戦記 2020年を代表する1台を決める! 「今年を代表する1台」を選出する業界最大のアワードイベント、日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2021。その選考会に編集長の安井が参加した。ヒルトン成田で行われたプレゼンテーションとフレンドリーパーク下総での試乗会の様子をレポートし、各バイクの点数配分とその理由を詳述する。なぜ安井はあのバイクに3点を入れ、あのバイクを0点としたのか。 2020.12.25 #BMC#BOTY#CANYON#CERVELO#FELT#GIANT#MERIDA#RIDLEY#SPECIALIZED#TREK#安井行生
FELT AR Advanced 試乗記 ARに見るフェルトらしさ 2014年の先代デビューから6年もの間、フェルト・ARシリーズはリムブレーキ仕様のまま放置されていた。2020年2月、コロナウイルスの影響が広がる直前、遂に新型ARがお披露目される。黎明期からエアロロードシーンを牽引していたAR、最新作の出来はどうか。セカンドグレードのARアドバンスドに安井が乗った。フェルトが使うテキストリームカーボンについても考察する。 2020.11.16 #FELT#安井行生#長谷川徹
MERIDA REACTO TEAM-E試乗記 変わるべきもの、変わるべからざるもの 前作のデビューからたったの3年。しかし、その3年の間にエアロロードを取り巻く環境は大きく変化した。ディスクブレーキに完全移行しただけではない。「空力よけりゃそれでいい」から「軽さ・扱いやすさ・ハンドリングも優れていて当然」へ。「高速域特化マシン」から「山岳以外をカバーする万能バイク」へ。そんな中、屈指のビッグメーカー、メリダはリアクトをどう仕立ててきたのか。 2020.11.09 #MERIDA#安井行生#高柳健
異端か、正統か (SPECIALIZED AETHOS 評論/番外編) 設計や性能だけでなく、コンセプトや立ち姿も含めて、もう一歩スペシャライズドのエートスというバイクの存在意義に踏み込みたい。エートス評論企画番外編では、編集長の安井とマーケティングやブランディング方面にも一家言あるアドバイザーの吉本の対談をお届けする。 2020.10.30 #SPECIALIZED#吉本司#安井行生#小野口健太
異端か、正統か (SPECIALIZED AETHOS 評論/後編) スペシャライズドは、2020年7月に新型ターマックを発表、同時に販売もスタートさせた。そのわずか3カ月後、ディスクロードにしてフレーム重量600gを下回る超軽量バイク、エートスがデビュー。この時代に空力は完全無視、ダウンチューブにロゴはなく、レースでも使われることはない。スペシャライズドは今、何を考えているのか。後編では、編集長の安井がエートスで200kmを走った印象を記す。 2020.10.28 #AETHOS#SPECIALIZED#安井行生#小野口健太