群馬グリフィン監督・渡辺将大 生涯サイクリストであるために 群馬県の老舗自転車店「サイクルショップ タキザワ」に足を踏み入れると、いつもニコニコと笑顔で迎えいれてくれる人物がいる。今回の取材対象者である渡辺将大さんだ。渡辺さんはサイクルショップ タキザワの店長でありながら、「前橋シクロクロス」を主催し、TTの全日本チャンピオンを輩出した「群馬グリフィン」の監督も務めるなど多忙な日々を送るが、彼のモットーはいつも「楽しいかどうか」にある。学生時代は本気でレースに取り組む競技者だったという渡辺さんは、これまでどんな自転車人生を送り、これからどんなビジョンを描いているのだろうか。彼の拠点である群馬県前橋市に赴き、4時間にわたりインタビューを行った。 2022.10.31 #高山太郎
ドリアーノ・デローザ氏インタビュー イタリアンロードの逡巡 2015年に誕生したイタリアのビクシズ。名工として知られるウーゴ・デローザの次男、ドリアーノ・デローザ氏が立ち上げた、ハンドメイドフレームブランドである。プリマ、パトス、エポペア……チタンとスチールを使ったそのラインナップは、「正統派イタリアンロード」の王道を行くものだった。しかし2022年、アメリカンバイクカルチャーの後を追うようにグラベルロード、フロンダを発表する。なぜあのビクシズがグラベルロードを? 違和感を覚えたLa routeは、ドリアーノ氏本人にインタビューを申し込んだ。ビクシズにとってフロンダは、新たな挑戦か、時代への迎合か。 2022.10.24 #ブレームビルダー
中里 仁のアワーレコードチャレンジ 失敗という名のバトン 2022年8月の終わり。ひとりの日本人ライダーが突如として「アワーレコード」に挑戦することを発表した。十全なトレーニング環境や機材といったリソースを持つプロ選手の特権とも言えるアワーレコードチャレンジ。非公認とはいえアマチュアライダーが挑戦することに、SNS上では激励や戸惑いが飛び交ったことに加え、世界のトップ選手たちからもコメントが寄せられたというから、アワーレコードの求心力には驚かされる。挑戦するのは、中里 仁。彼はいったいどんな男なのか。そしてなぜ、今アワーレコードに挑戦するのか? 中里さんと以前から親交のあるジャーナリストの小俣雄風太が彼の素顔に迫る。 2022.10.10 #小俣雄風太#田辺信彦