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スペシャライズドは2013年、本社の敷地内に自転車専用の自社風洞実験施設、ウィントンネルを建設した。「風洞実験施設を借りるとなると、その都度コストも時間もかかります。準備をして、長距離の移動をして、実験をして片付けをしてまた帰ってくると、数時間の実験のために数日が潰れてしまいます。でも自社の風洞施設があると時間に縛られることなくいつでも思う存分実験が可能です。また、飛行機・自動車・オートバイを想定に入れた既存の風洞施設は高速域に特化させてあり、自転車に必要な数十km/hという速度域での測定精度が確保できないんです。さらに、自転車では数ワットという精度の計測を必要としますが、既存の風洞施設のセンサーではそこまで細かい計測ができません。ウィントンネルはそれらをすべて自転車に特化させたんです」とはスペシャライズドの空力担当者の弁。ここまで業界がエアロ一色に染まる数年前にウィントンネルの建設を決めたスペシャライズド、先見の明という他ない。(出典/スペシャライズド・ジャパン)

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