東京サンエス

スージーステム開発譚、いかがでしたでしょうか。

スージーステム開発ストーリー(前編)はこちら
スージーステム開発ストーリー(後編)はこちら

なんだかんだ言って、もの作りほど素晴らしい仕事はないと思っています。なにもない無の状態から考えて考えて解析して設計して試作してテストして問題を洗い出して改良して改良して、綿密な生産計画を立てて寸分違わないものを数百個数千個数万個という単位で作る。

天使のような子供が生まれてくるのが例えようもなく素晴らしいのと同じように、新しいものがこの世に一つ、また一つと生まれ出ることは素晴らしい。僕はそう思っているんです。

「こういうこと(開発における様々な苦労)を知っちゃったら、ものをけなすなんてできなくなるんじゃない?」

この記事を読んだある友人は、こんなことを言いました。
まさか。
もの作りが例えようもなく素晴らしいことだからこそ、安直なコンセプトで、商品力だけを重視し、適当に作られたものは、全力で批判すべきだと思います。
それは、もの作りに携わっている方々を尊敬しているからです。もの作りに対する愛があるからです。

あ、そうそう。一応言っておきます。
僕は東京サンエスのパーツを好んでよく買ってますし、高い評価を下すこともあります。でもそれは、製品のコンセプトに共感して、使用感がいいと思っただけです。
今回、上司さんにご登場いただきましたが、ただ「スージーステムの開発譚が聞きたい」と思っただけであり、お互いに損得勘定は一切ありません。
これまで東京サンエスから商品をもらったことは一度もありませんし、上司さんはそういうベタベタしたことはしない人です。スージーステムはこれまで10本ほど買ってきましたが、全部完全自腹ですので、そこんとこ、どうぞよろしく。

(安井行生)