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小笠原最終日。フェリー出発間近になると島の人たちが見送りしてくれました。そのときにかけてくれる言葉は「さよなら」ではなく「いってらっしゃい」。現在は東京の竹芝桟橋から父島まで24時間で行き来できるようになりましたが、かつては50時間以上かかっていたこともあるそう。「こんなに遠いところまで来てくれてありがとう」という気持ちと、「おかえり」「ただいま」という挨拶を再び交わす日が来ることを願ってこの挨拶が定着したのだとか。この話は事前に知っていたんですが、実際にその場面になるとグッときます。