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ZIPPの主要モデルに一気乗り(後編)|現代のジップに宿っているもの
ディンプルが刻まれた表面に、うねうねになったリムの輪郭。そんなNSWシリーズで強烈なインパクトを与えたアメリカのホイールメーカー、ジップ。見た目だけでなく価格も衝撃的だ。NSW シリーズの2023年シーズンの税込定価は78万5,400円。かつてのライトウェイトを上回る価格である。いつの間にかプレミアムブランドになった現在のジップに改めて忌憚なき評価を下すべく、La routeはジップの輸入代理店であるメニーズへ向かった。303Sの出来は。最新のファイヤークレストの完成度は。NSWの走りは80万円弱という価格に見合ったものなのか。前編ではメニーズでジップを担当する近山直人さんへのインタビューを、後編ではNSWを含む主要モデルのインプレッションをお届けする。
2023.02.14
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CORIMA・MCC WS+ DX試乗記 ディスクロード用高性能ホイールの行方
ホイールメーカー各社がロードホイールのディスクブレーキ化に四苦八苦している。特に、スポークパターンに制限があるコンプレッション構造ホイールが難しい。しかし、コリマはトップモデルであるMCCシリーズをディスク化してみせた。それはどんな方法で、どんな作りで、どんな走りになっているのか。コリマ・MCC WS+ DX 47mmチューブラーを題材に、ディスク時代の超高性能一体型ホイールのあり方を考える。
2020.09.28
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ロヴァールCLXⅡを語り尽くす|拡散した嘘、隠された良心
2022年5月下旬。ROVALの「アルピニストCLX」と「ラピーデCLX」がそれぞれモデルチェンジをうけ「アルピニストCLXⅡ」、「ラピーデCLXⅡ」として発表された。「チューブレスレディへの対応」が一番のトピックではあるが、重量は増加し見た目は前作から変更なし。グラフィックには「Ⅱ」の文字すらないので、知らない人から見たらモデルチェンジしたことすら気付かないだろう。今回La routeで取り上げるのは、そんなロヴァールのホイール2種である。CLXⅡに加え、旧型のCLXもお借りしてLa routeの安井行生と栗山晃靖がとっかえひっかえ試乗。記事内ではインプレッションに加え、一部で話題になったサガンのホイール破損事件や海外メディアのあの記事についても話し合った。
2022.09.05
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GIANT PROPEL ADVANCED PRO 0試乗記|巨人の挑戦とその結末
トレック・マドン、サーヴェロ・S5、スコット・フォイル、ビアンキのオルトレRC……主要メーカーがエアロロードを刷新した2022年、本命と目されているのがジャイアントの新型プロペルである。今作で3代目となる世界最大のスポーツバイクメーカーのエアロロードは、いかなる出来なのか。ポジションの関係でトップモデルのアドバンスドSLには試乗できなかったが、弟分であるアドバンスドプロに乗り、安井行生がジャイアントの開発姿勢を考えた。La route初のジャイアント試乗記ということで、大いに期待していたのだが……。
2022.12.05
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CERVELO S5試乗記|品行方正なロックスター
2022年のツール・ド・フランスでマイヨジョーヌ、マイヨアポワ、マイヨヴェールを全て獲得し、これ以上ないほどのデビューウィンを飾ったサーヴェロの新型エアロロード、S5。しかし、ツールを走っているのが新型だと気付いた人は少なかったかもしれない。無二の専用フォークと二股ステムを含め、旧型とほとんど形状が変わっていなかったからである。サーヴェロはなぜ形を変えなかったのか。そして、どこを変えたのか。前作のS5にはさほどいい印象がなかったという安井行生が、新型に冷静な評価を下す。
2022.09.26
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CERVELO R5試乗記|奥の間で会いましょう
ほとんどサバイバルの様相を呈している昨今のロードバイクシーン。そんななかで、一定の地位を築いているカナダのサーヴェロが、主力モデルであるR5を一新した。先代R5のバランス極上の走りとCシリーズ~カレドニアの魔法の絨毯的走行フィールに感動し、サーヴェロのフレームの仕立て方には敬意を払っているという編集長の安井。しかし、新型R5のファーストインプレッションは芳しいものではなかった―。
2021.11.15
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新型ターマックが背負う期待と重責。300kmの果てに見えたものとはー(前編)
意図的なチラ見せで世のロード乗りをザワつかせていた新型ターマックが、ついにヴェールを脱いだ。SL6と同等の軽さと現行ヴェンジに迫る空力性能を手にしたらしく、「ヴェンジなんかもう必要ない」と鼻息荒い。ターマックSL7は、激化している新世代万能ロード戦争を終わらせる一台なのか。編集長の安井がじっくり乗り込んで判定を下す。
2020.08.24
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異端か、正統か(SPECIALIZED AETHOS 評論/前編)
スペシャライズドは、2020年7月に新型ターマックを発表、同時に販売もスタートさせた。そのわずか3カ月後、ディスクロードにしてフレーム重量600gを下回る超軽量バイク、エートスがデビュー。この時代に空力は完全無視、ダウンチューブにロゴはなく、レースでも使われることはない。スペシャライズドは今、何を考えているのか。なにもかもが異例づくしのエートスを、編集長の安井が考察する。
2020.10.26
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CHAPTER2 KOKO 試乗記|飛翔体が紡ぐ第二幕の物語
この日本でも人気が高まっているニュージーランドのチャプター2が、REREに次ぐ2作目のエアロロードを発表した。マオリの言葉で「飛翔」を意味するKOKOである。ライバル他社がエアロロードを進化させる中、チャプター2はKOKOをどう仕上げたのか。そして、小規模ながら独自の存在感を放つチャプター2は、ロードバイク界の生存競争をどう勝ち抜くのか。小田原で開催されたメディア試乗会に参加した安井のレポートをお届けする。
2022.03.28
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BMC TEAMMACHINE SLR01試乗記 自動設計とヒューマニズムの拮抗点
空力を前提条件に加えたという電脳の申し子、4代目BMC・SLR01。ACEテクノロジーを初採用した2代目に試乗し、あまりのレベルの高さに感動し、思わず買ってしまった経験のある編集長・安井は、この4代目をどう見るか。BMCのテクノロジーと過去モデルを振り返りながら、最新のSLR01の立ち位置を探る。
2020.10.12
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BIANCHI・SPECIALISSIMA DISC試乗記│王者の文学作品
ビッグメーカーの主要モデルの中で唯一リムブレーキだったビアンキ・スペシャリッシマが、モデルチェンジを経て遂にディスク化を果たした。エートスでもなく、ターマックでもなく、スペシャリッシマを買う意味はあるのか。先代のスペシャリッシマに乗って深く感動した編集長の安井が、箱根で新型スペシャリッシマに乗る。「あの美しい想い出を壊さないでくれ」と願いながら――。
2021.08.02
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CERVELO R5試乗記|奥の間で会いましょう
ほとんどサバイバルの様相を呈している昨今のロードバイクシーン。そんななかで、一定の地位を築いているカナダのサーヴェロが、主力モデルであるR5を一新した。先代R5のバランス極上の走りとCシリーズ~カレドニアの魔法の絨毯的走行フィールに感動し、サーヴェロのフレームの仕立て方には敬意を払っているという編集長の安井。しかし、新型R5のファーストインプレッションは芳しいものではなかった―。
2021.11.15
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CANNONDALE SYNAPSE試乗記|キャノンデールはシナプスを捨てたのか
キャノンデールのエンデュランスロード「シナプス」がモデルチェンジを遂げて5代目となった。その姿を見た安井の第一声は「これは果たしてシナプスなのか?」であった。平凡になったフレームワーク、ハイモッドバージョンの消滅、バイクパッキングに対応した台座の数々、そして安全装備「スマートセンス」を一番の売りとしてアピール―—。かつてはツール・ド・フランスにも投入されたこともあるあの「シナプス」は一体どこへいってしまったのだろうか。編集長の安井行生が、キャノンデール・ジャパンへのインタビューも踏まえ新型シナプスの本質に迫る。
2022.03.14
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FELT AR Advanced 試乗記 ARに見るフェルトらしさ
2014年の先代デビューから6年もの間、フェルト・ARシリーズはリムブレーキ仕様のまま放置されていた。2020年2月、コロナウイルスの影響が広がる直前、遂に新型ARがお披露目される。黎明期からエアロロードシーンを牽引していたAR、最新作の出来はどうか。セカンドグレードのARアドバンスドに安井が乗った。フェルトが使うテキストリームカーボンについても考察する。
2020.11.16
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倹約的かつ合理的な直販メーカーの執念
直販という販売方法とドイツ人ならではの質実剛健な作りで、瞬く間に世界のトップブランドへと上り詰めたドイツの自転車ブランド、キャニオン。日本でいちはやくキャニオンを手に入れ、これまで通算5台も自腹で購入するほどキャニオンに魅せられた自転車ジャーナリストの吉本 司が、自身のキャニオンへの想いとともに、新型エアロードCF SLX 8について綴る。
2021.03.01
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チューボリートと太幅タイヤのマリアージュ
La routeアドバイザーの吉本と打ち合わせをしていたとき。カフェの窓から街路樹に括り付けられた彼のトップストーンを見ると、リムからオレンジのバルブが覗いていた。「チューボリート使ってるんですか」「乗り味はちょっとパリパリしますが、太いタイヤと組み合わせるといいんですよ……」。そんな雑談から生まれた今記事。なぜチューボリートは太いタイヤとの相性がいいのか。タイヤの専門家の話も交えつつ、吉本がチューボリート×太幅タイヤについて語る。
2020.11.30
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OAKLEY EVZero Path|出会ってしまった
La routeの制作メンバーが気になる or 自腹で買ったアイテムをレビューする「LR Pick up」。第2回目はプロデューサーの栗山が自腹で購入したオークリーのアイウェア「EVゼロ・パス」をピックアップ。彼にとっては初となる一眼レンズらしいが、そのかけ心地は?
2021.12.03
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SPECIALIZED S-WORKS ARES|意識からシューズが消える…かもしれない
La routeの制作メンバーが気になる or 自腹で買ったアイテムを簡潔にレビューする「LR Pick up」。第1回目はS-ワークス7のさらに上位モデルとなるハイエンドシューズ、スペシャライズド・S-ワークス アーレスをピックアップ。シューズはS-ワークス一筋だという編集長の安井がテストした。
2021.11.12
column
La route一問一答(前編)
「Q&Aをやります」と告知したところ、短い募集期間にも関わらず、読者の皆さんからたくさんの質問をいただきました。機材についてのマニアックな質問から、メディアのありかたについてなど内容も幅広く、読者の皆さんのエンスーぶりが垣間見えました。改めてありがとうございます。一問一問しっかりと回答していたら凄まじい文字数になってしまったので、2回に分けて掲載します。それではLa route一問一答の前編スタートです。
2020.06.22
column
セッティング探求のすゝめ
タイヤやホイールはもちろん、ステムやクランク一つ変えるだけでも自転車の印象は変化する。自転車はそれら複数のパーツの集合体であるがゆえ、セッティングの世界は奥深く、しかも正解がない底なし沼のようなもの。STAY HOMEな今だからこそ、その沼にはまってみてはいかがだろう。がっつり走りに行かなくても、近所を一回りするだけで「セッティングの探求」はできる。参考までに、編集長の安井が普段どのようにセッティングを煮詰めているかをお届けしようと思う。
2020.05.08
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BBでフレームの剛性感は変わるのか
近年主流になっているプレスフィットBB。フレームとクランクの間でじっと負荷に耐えている存在。その素材や構造の違いがペダリングフィールに影響を与えているのではないか。4タイプのBBを集めて考察を行った。
2020.04.24
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メカニック小畑 の言いたい放題(Vol.1) ロードバイクにディスクブレーキは必要か?
なるしまフレンドの名メカニックにして、国内最高峰のJプロツアーに参戦する小畑 郁さん。なるしまフレンドの店頭で、レース集団の中で、日本のスポーツバイクシーンを見続けてきた小畑さんは、今どんなことを考えているのか。小畑×安井の対談でお届けする連載企画「メカニック小畑の言いたい放題」。第1回のテーマはディスクロード。リムブレーキとの性能差、構造上の問題点などを、メカニック目線&選手目線で包み隠さずお伝えする。
2020.11.23
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追憶のサイクルウエア
快適性、軽さ、デザイン性――。ロードバイクの進化に呼応するように、サイクルウエアもまた時代とともに発展を遂げている。本企画では10代から自転車にのめり込み、自身もサイクルウエアに散財し続けたLa routeのアドバイザーである吉本 司が、自身の経験と照らし合わせながらそんな“サイクルウエアの進化”について振り返る。
2020.05.22