パーツはどうやってつくられるのか
自転車はフレームを中心に、ホイール、ステム、ハンドルなどいくつものパーツの集合体ですが、どんな小さな部品であってもそこには何かしらの設計思想というものが存在します。「重量剛性比を高く」というスペック追求型のものから、「誰でも簡単に扱える」といったスポーツ自転車の汎用性を高めるもの、さらには「とにかく安く頑丈に」というコスパ重視ものまで様々。
後者の「とにかく安く頑丈に」はスポーツ自転車界ではワルモノにされがちですが、実は「安くて頑丈」にするのも技術のうちのひとつ。「コスト度外視でいいからとにかくいいものをつくれ」よりも、難しい場合だってあるんです。もちろん粗悪品は論外ですけどね。
ちょっと話がそれてしまいましたが、そうしたパーツの数々は、いったい、いつ、どこで、だれが、どのように生みだしているのか、La route読者のみなさんなら興味があるのではないでしょうか。
もちろん編集長の安井もそのうちの一人…というか筆頭ですが、今日は安井がかねてから実現したがっていた「パーツ開発の裏側」の記事のネタ探しに、東京サンエスに足を運んできました。
東京サンエスは言わずと知れた自転車部品問屋の老舗。オリジナルパーツをいくつも開発しており、77度という絶妙な角度をもつ「スージーステム」やペダルが裏返らない「リブラペダル」など、「よくぞそこに目を付けた…!」なパーツがいくつもあるんです。
La routeでは東京サンエスの専務であり、企画開発者でもある上司辰治さんに話を聞き、そんなパーツ開発の裏側を近々記事にする予定。こってり濃厚な内容になりそうな予感大です。
(栗山晃靖)
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